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映画DVD感想メモ:”話が早い”映画。「マイ・ボディーガード」

 トニー・スコット監督作「マイ・ボディーガード」を観た。印象的なラストシーンだけ覚えていて、通してしっかり観たことが無かった映画。映画内PVな編集技術で”話が早い”映画だ。

誘拐がビジネスになっているメキシコ。事業家のサミュエル・ラモスは娘のピタの誘拐保険の更新のためにボディーガードを安く雇うことに。雇われたクリーシーは元テロ対策舞台に所属していた殺しのプロだがアルコール中毒だった。初めはピタに関心を示さなかったクリーシーだが、次第に心を開き始め愛情が芽生える。しかしある日、ピアノ教室の帰り、誘拐ビジネスの組織の襲撃に遭い、応戦したクリーシーは重症を負い、ピタは誘拐されてしまう。

悪に負けず善をもって悪に勝て

 前半は人殺しに疲れた男が人懐っこい女の子とふれあい、再生していく物語、後半はガラリと変わってパニッシャーとして人殺しのプロが復活していく物語。ゲリラ戦のプロという経歴もあって、容赦のない殺し方で一人、また一人と誘拐犯を追い詰めていく。

 トニー・スコット監督の作品はどれも好きだけど、この映画もコマーシャルを観ているかのようなスタイリッシュな編集は健在。映像を細かくカットして、重ねるCMみたいなその見せ方が”ストーリーを進めるのに必要ではあるけれど、じっくり描く必要のない事柄を端折る技術”なのだと気付いた。例えば劇中の「ピタの身代金の受け渡しに失敗した」という出来事は大きな出来事だけど、クリーシーとピタの物語を描く上では優先順位は下だから、バックグラウンドでさらりと数分で見せてしまう。

より描きたい、本質の部分に時間を使うために、そうでもないところは徹底して短縮するのだけど、スタイリッシュに見せるから手を抜いてるようには全く見えない。トニー・スコットの必殺技だ。

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