ジユウメモメモ

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「バトルシップ」ブルーレイ

”バカげた空想を形にしてるのさ”メイキングが楽しい映画「バトルシップ」

細かいことは忘れて楽しもう

 ヨドバシカメラで「バトルシップ」のブルーレイが安売りしていたのでお買い上げ。2000円だったのでAmazonと値段が変わらない。気になりつつ映画館に行き損ねた映画だ。観終われば安定のピーター・バーグ。”普通に、良い感じに面白い。”

「バトルシップ」ブルーレイ

ブルーレイ+DVD+デジタルコピーで2000円!

 太陽系外に見つかった、地球型惑星との交信を試みてハワイにある送信施設から送信をして数年後。ハワイ沖にて環太平洋合同演習で集まった世界各国の護衛艦の前に突如正体不明のエイリアンの戦艦が姿を現した。地球側の呼びかけに応じることもなくバリアを展開、USSサンプソン、USSジョン・ポール・ジョンソン、海上自衛隊の護衛艦みょうこうの3隻が閉じ込められ、戦いが始まる。というお話。

スカッとできるアクション映画

 レンズフレアと大砲が命中したときの爆発っぷりが気持ちのいいアクション映画。ジャブのないボディーブローとアッパーばかりのスカッとした作品。SF少年が歓喜するようなメカメカしい宇宙人のアーマーと戦艦のデザインも最高!予告編で予想していたよりは「トランスフォーマー」してなかった。浅野忠信が準主役の扱い(護衛艦の艦長ナガタ役で、テイラー・キッチュ演じる主人公に代わって指揮を執る)で予想外に活躍してたのが嬉しい。オープニングで泥棒してたのが艦長になるのかとか、気になるところはあるけれど、そんなことを気にしてはいけない。これはユニバーサル100周年を記念してお金をかけて作られたお祭り映画なのだ。ありそうで少ない”戦艦映画”(「亡国のイージス」「沈黙の戦艦」くらいしか思い浮かばない)としても貴重で、贅沢な作品だ。

ピーター・バーグという人はほんとに何でも撮る。マイケル・マンみたいな映画を撮るかと思えばマイケル・ベイみたいな映画も撮る。普通に満足度80点くらいをちゃんと獲得する。だけどしっかり「あ、ピーター・バーグの映画か!」とわかるバランス感覚。その”良い感じ”というのが自分のストライクゾーンの気持ちのいいところにハマるので好きな監督だ。

”バカげた空想を形にしてるのさ” – 楽しいメイキング

 「キングダム」のときもそうだったけど、ピーター・バーグのメイキング映像はすごく楽しい(笑)。「バトルシップ」でも監督のエネルギッシュさが伝わってきて、映画がほんとに好きな人なんだなーというのがわかって嬉しくなる。撮影中にギター片手に歌い出したり面白い人だ。

「バトルシップ」ブルーレイ 特典映像

ピーター・バーグの映画は特典を観るのも楽しみだ。

特典映像で収録されているコンテンツは、「もうひとつのエンディング(ホッパーとナガタが宇宙人の戦艦の注意を逸らすためボートで突入していくクライマックスシーンのプレビズ映像)」「ミズーリ号VIPツアー(ピーター・バーグとミズーリの歴代乗組員による紹介)」「バトルの準備(プリプロダクションドキュメンタリー)」「キャスト全員集合(キャストインタビュー)」「撮影の裏側(メイキング)」「司令官ピーター・バーグ(キャスト・スタッフによるピーター・バーグについてのインタビュー)」「視覚効果(ILMスタッフによるドキュメンタリー)」「BATTLESHIPビデオゲーム版予告編」。DVDにはゲームの予告編のみが収録。どれも見応えのある内容で、ピーター・バーグの振る舞いを見ているとこちらも気分が上がる(笑)。気に入ったやりとりをメモしておく。

撮影の裏側

「海上での撮影は大変だ 不可能に近いね
長時間の中断は当たり前だし
悪天候 船酔い 遭難の恐れ・・・
俺たちはバカだからあえて この苦難に挑む

さあやるぞ
何だろうと やるんだ」

司令官 ピーター・バーグ

「普通の撮影とは全然違う」

「変わり者だよ」

「珍しい監督だと思う
彼は映画製作者であり 脚本家であり 俳優でもある
だから 多角的な視点から指示を出してくれるんだ」

「準備が整うと 全力で撮影に打ち込むんだ」

「生産ラインなんて知るか」

視覚効果

「視覚効果の醍醐味を味わえる映画だ」

「”ノー”とは言わず
どんな依頼にも挑んでくれた」

「視覚効果の制作者が監督に望むのは
限界に挑むことだ」

「面白いプロジェクトが技術革新をもたらす」

「オタク心が燃えるね」

「バカげた空想を形にしてるのさ」

デジタルコピーでいつでもどこでも「バトルシップ」!

「バトルシップ」デジタルコピー

 ケースに入っている3枚目のデジタルコピーのディスクをパソコンに読ませるとiTunesが起動して、ディスクからiTunesにSD画質の「バトルシップ」本編のデータがコピーされる。データはディスクに入っていて、わざわざApple IDの確認が要求されるのはDRMがかかっているのだろうか。個人的には英語音声・日本語字幕が嬉しかったけど、無いよりはいい。

「バトルシップ」デジタルコピー

「デジタルコピー」ディスクをパソコンに読み込むと操作画面が起動する。

「バトルシップ」デジタルコピー

簡単なアンケートの記入画面が出てくるけれど、先にiTunesを起動していると記入しなくてもダウンロードできる。

「バトルシップ」デジタルコピー

iPhoneを使っているのでiTunesを選択。

「バトルシップ」デジタルコピー

するとiTunesが自動で起動する。

「バトルシップ」デジタルコピー - iTunes

iTunesが起動すると、パッケージに封入されているパスワードの入力画面が表示される。

「バトルシップ」デジタルコピー - iTunes

パスワードを入力すると、ディスクが回ってiTunesへ動画ファイルがコピーされる。

「バトルシップ」デジタルコピー - iTunes

iTunesへコピーされる動画は日本語吹き替えバージョン。英語音声も選択できると嬉しかった。

職人監督と若い俳優陣が大真面目に実現した”バカげた空想”。愛すべき大作映画だ。ラジー賞ノミネートは誠に遺憾(笑)。遺憾の意ミサイルを発射せねば。

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