ページが見つかりませんでした https://jiyumemo2.com 気になるガジェットや映画のはなしをメモメモ Sun, 24 Mar 2024 14:42:31 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://jiyumemo2.com/jmm/wp-content/uploads/cropped-apple-touch-icon-32x32.png ページが見つかりませんでした https://jiyumemo2.com 32 32 肩がときどき痛過ぎるのでマッサージガン買ってみた。 DOCTORAIR エクサガン ケア REG-09 https://jiyumemo2.com/2024/03/doctorair-reg-09.html Sun, 24 Mar 2024 14:42:28 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=11102 もしかして「四十肩」?でもマッサージガンがあれば。

 昨年末くらいから、ときどき左肩の後ろあたりがひどい筋肉痛のような痛みが出るようになった。

慢性的とまでは言わずとも気がつけば痛いといった感じで、しかし「通勤時にショルダーバッグ使ってるからか…?」「横を向いて寝てることも多いから血行に影響が…?」「コーヒーばかり飲んでて水分補給が足りなくて血行が…?」とか色々心当たりはあるのだけども、年齢的には「四十肩」の疑いも。認めたくないけども、多分それである。

血行が悪いのが原因なのかと勝手診断でストレッチチューブを使ったり、「あずきのチカラ」で首周りを温めたりはしたのだが、即効性は感じられなかったので、気になっていた「マッサージガン」を試してみることにした。

1年前くらいからネットでよく目にするようになった「マッサージガン」。筋肉を覆う膜(筋膜)の緊張をほぐすことができ、筋肉のケアのほか肩こりにも効果があるらしい。マッサージ機のような「揉み」動作や横方向の振動とは違い、マッサージガンは真っ直ぐ叩くような振動をするのが特徴。製品によって多少の違いはあれ、ドリルや釘打機に似たT字型のデザインになっている。

 初めて使うマッサージガンとして今回購入したのはDOCTORAIR(ドクターエア)の「エクサガン ケア REG-09」。

選んだ理由は「(メーカーが)有名どころの製品」「手頃な価格」であること。マッサージガンについて調べている中で、ドクターエアの名前は定番商品としてピックアップされることが多かったし、REG-09は1万円以下とお試しで買いやすい値段だった。それとちょうど買おうとしていたタイミングで出たばかりの新商品だったのも決め手になった。

途中までは「使用頻度が少なかった場合にバッテリー駆動だと電池の劣化が気になるかな…」と電源コード付きの商品も考えていたのだが、「気に入った場合は持ち歩くかもしれないし」とコードレスタイプに決めた。

ドクターエア エクサガン ケア REG-09
ドクターエア エクサガン ケア REG-09

 REG-09のパッケージ内容は本体、アタッチメント(本体装着済みの球形に加え円形、U字型、指型の全4種)、充電用のUSB Type-Cケーブル、説明書。充電用のUSB充電器は同梱されていないが、スマホを持っている人ならUSB充電器を流用できる(一応、アタッチメントと共に純正充電器が別売りされている)。

充電時間約3時間30分
充電可能回数約300回
振動回数モード1:約1,800回/分
モード2:約2,200回/分
モード3:約2,600回/分
モード4:約2,850回/分
タイマー(1回あたりの連続使用時間)約7分
寸法本体のみ – 約幅84 × 高さ113 × 奥行き44mm 約260g
球形アタッチメント装着時 – 約幅125mm
付属品アタッチメント4種(球形、指型、U字型、円形)、充電用USBケーブル(A to C)、取扱説明書
カラーバリエーショングリーン、ホワイト、パープル、ピンク、ブルー、ブラック
ドクターエア エクサガン ケア REG-09の仕様
ドクターエア エクサガン ケア REG-09のパッケージ内容
REG-09本体と同梱品
REG-09本体とアタッチメント
REG-09本体とアタッチメント(球形、円形、U字型、指型)

 4つあるアタッチメントの使いどころは、商品の使用イメージを見ると球形が肩と背中など大きな筋肉、円形が首筋と頭部、U字型が脇と腕と腰、指型は足裏や手のひらを想定している。自分の場合は使用箇所が肩中心となるので球形をつけっぱなしで使っている。アタッチメントの交換は、引っ張って外して押し込んで固定と簡単。

REG-09本体と球形アタッチメント
アタッチメントは本体からゆっくり引っ張ると簡単に外すことが可能。

 REG-09の使い方はシンプルで、底部にある電源を兼ねたファンクションボタンを長押しで電源のON/OFF、使用中に1回押すごとに振動レベルを4段階切り替えることができる。振動回数はレベル1で1,800回/分、レベル4で2,850回/分となる。

使い始めということでレベル1で左肩の後ろ側に10秒ずつ場所をズラしながら当ててみると、気のせいか肩が軽くなった。凝った感じや痛みがすっきり解消とはいかないまでも、腕を回すのが苦でなくなる。買うまで半信半疑だったがストレッチチューブよりは即効性あり。なるほど、マッサージガンがじわじわ話題になってきているのもわかる気がする。職場で人に貸してみたところ、その人も効果を実感できた様子。コードレスタイプで正解だった。

REG-09本体のUSB Type-C差込口とファンクションボタン
REG-09の底面にあるUSB Type-C差込口とファンクションボタン。振動レベルに応じてLEDが点灯する。
REG-09とHAKUBA KCS-37L
REG-09の持ち歩き用にHAKUBAのソフトクッションポーチ Lを購入。

マッサージガンを購入するにあたって色々比較検討したが、ストロークの長さや振動回数が多少異なるくらいで「真っ直ぐ叩く」という機能は同じだ。形や色で見た目で選んでいいだろうし、保証期間などサポートの面と値段のバランスで選ぶもよし。1つ持っておくと筋肉が痛くなったときにある程度回復できる。「つらくなってもマッサージガンがあるし…」というのは結構頼もしい。「今年買って良かったものランキング」に入れたいアイテムである。

]]>
WindowsノートPCのバッテリー過充電を防ぐための監視・通知アプリ Battery Tracker https://jiyumemo2.com/2024/01/batterytracker-for-windows.html Sat, 20 Jan 2024 08:24:40 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=11080 メーカー製バッテリーユーティリティ非搭載PCにおすすめ・手動”いたわり充電”をサポート

※記事中で紹介している「Battery Tracker」には本来、通知機能が備わっていますが、v1.4.2では通知がされないバグがあるようです。タスクバーアイコンによるバッテリー残量の数値表示機能は利用できます。

 Windowsノート/タブレットPCを使っていて、バッテリーの性能を長く保ちたいと思った時に考えるのは「100%満充電」の状態で電源を繋ぎっぱなしにしないことだが、タスクバーのバッテリーアイコンでは充電状況を正確に認識するのは難しい。できることなら80%程度充電できたときに知ることができれば便利だ。

Windows10のタスクバーのバッテリーアイコン
Windows10のタスクバーのバッテリーアイコンは残量を数値で見たい場合、マウスオーバーするか、
Windows10のタスクバーのバッテリーアイコン
アイコンをクリックする必要がある。

近年では国内外を問わず、ノートPCにメーカー独自のバッテリーを長持ちさせるための充電制限機能を備える機種が多く販売されている。

各PCメーカーに搭載されるバッテリー充電制限機能を備えるソフトウェアの一例(メーカー・機種によりバンドルの有無が異なることがあります)

  • Acer:Acer Care Center
  • ASUS:ASUS Battery Health Charging
  • Dell:Dell Power Manager
  • dynabook:ecoユーティリティ(eco充電モード)
  • FUJITSU:バッテリーユーティリティ
  • HP:HP Battery Health Manager
  • Lenovo:Lenovo Vantage
  • マウスコンピューター:電源管理ユーティリティ
  • VAIO:いたわり充電モード

新品・中古に限らず、新しめでこれらのメーカー製PCであればバッテリーの劣化を抑えながら使うことができるが、専用のバッテリーユーティリティが用意されていない場合は手動で電源の取り外しを行う必要がある。

Windows10/11では、バッテリー残量が低下した際の通知機能は用意されている(コントロールパネルの電源オプション)が、指定した充電レベルに達した際に通知する機能は用意されていない。

指定した充電レベルに達した際に通知する機能はMicrosoft Storeにあるアプリをインストールすることで追加できる。

「Battery」で検索すると複数のバッテリー監視・通知アプリが見つかるが、中でも「Battery Tracker」は比較的新しく、Windows10/11に対応している。2024年時点では日本語UIは用意されていないが、基本的にはインストールするだけでバッテリーの残量が下限・上限に達した際に通知を出してくれる。

Battery Tracker – Microsoft Apps

Battery Trackerの設定画面
Battery Trackerの設定画面

Battery Trackerの設定は簡単で、満充電のときに通知を出したい場合は「Enable fully charged notification」をOnにする。

バッテリーの残量が指定した値を下回った際に通知を出したい場合は「Enable low power notification」をOnにし、「Notify me when battery percentage is lower than:」でしきい値を設定する。

充電時にバッテリーの残量が指定した値に達した際に通知を出したいときは「Enable sufficient power notification」をOnにし、しきい値を設定する。

Battery TrackerをPCの起動時に自動で起動するように設定するには「Run at startup」をOnにする。

また、Battery Trackerの起動中はタスクバーアイコンにバッテリー残量が表示されているので、Windowsのタスクバーの設定でBattery Trackerのアイコンを表示するように設定しておくと、通知を見逃しても常にバッテリー残量を数値で確認できるようになる(Windows側で用意されててもいい機能だと思うが)。

Windows10の「タスクバーに表示するアイコンを選択します」画面
Windows10の場合、「設定」>「個人用設定」>「タスクバー」>「タスクバーに表示するアイコンを選択します」と進み、「Battery Tracker」をオンにする
Battery Tackerのタスクバーアイコンを表示したところ
Battery Tackerのタスクバーアイコン(バッテリーアイコンの左)を表示したところ。バッテリー残量を数値で見ることができるようになった。

中古PCならバッテリーの劣化具合はそれほど気にしないかもしれないが、「整備済み品」であればバッテリーが新品交換されている場合もある。手動で電源の抜き差しをするのは面倒だが、できるだけ長持ちさせたい場合はバッテリー監視・通知アプリをインストールしておこう。

]]>
Microsoft PowerToysを使ったPC TV PlusでのDVD/BD書き出し失敗防止のおまじない https://jiyumemo2.com/2023/11/pctvplus_with_powertoys-awake.html Sat, 25 Nov 2023 13:05:37 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=11065 とにかく「書き出し処理中は”画面を含めて”PCをスリープさせない」

 nasneの録画番組をPCからブルーレイディスクに書き出す際に、ソニーのPC TV Plusを利用している。ドラマ1シーズン分をまとめて1枚のディスクに書き出すときは何時間もかかるので、寝る前に書き出しを開始して、起きたときには完了するようにしているのだが、ごく稀に書き出しに失敗してディスクを無駄にしてしまうことがある。最近になって失敗を防ぐ方法を見つけたかもしれないので、メモしておく。

OSWindows11 Home 23H2
PC TV PlusVer.6.41.
Microsoft PowerToysv0.75.1
接続機器nasne CECH-ZNR1J(ソニー製)ソフトウェアバージョン:2.60
DVD/BDドライブロジテック LBD-PVA6U3V(外部電源接続あり)
当記事作成時のハードウェア、ソフトウェアバージョン

 録画番組のDVD/BDディスクへの書き出しを安定して成功させるにはとにかく「書き出し処理中は画面を含めてPCをスリープさせない」ことに注意する必要があるようだ。

PC TV Plusのヘルプページにあるメディアへの書き出しについての注意事項に、スリープに関する記述がある。

  • 書き出しはネットワーク接続の安定した環境で行ってください。
  • 書き出し中にコンピューターをログオフしたり、スリープモードにしないでください。書き出しが正しく行われません。
  • 書き出し中に書き出し先の機器・メディアにアクセスしないでください。書き出しが正しく行われません。
Windows アプリPC TV Plus:BD/DVD/SeeQVault対応機器・メディアに書き出す

また、「PC TV Plusご使用時の制限事項」ページにはディスプレイに関する記述がある。

  • テレビ視聴中またはビデオ再生中にディスプレイの設定を変更しないでください。
  • テレビやビデオを視聴中、外部ディスプレイとの接続ケーブルを抜いたり接続したりしないでください。
Windows アプリPC TV Plus:PC TV Plusご使用時の制限事項

この文は書き出し時についての内容ではないようにも読めるが、書き出し中のウィンドウに「処理中はディスプレイの自動電源オフを抑制する」という項目が表示されることから、ディスプレイについても電源は入れっぱなしにしておいた方が良さそうだ。

Windows側、PC TV Plus側のスリープ関連の設定を確認する

 Windows側の設定は「設定」を開き、「システム」>「電源」と進み、「画面とスリープ」にある「電源接続時に、次の時間が経過した後に画面の電源を切る」と「電源接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」の両方を「なし」に設定する。

Windows11の画面とスリープ
Windowsの「画面とスリープ」にある画面とデバイスのスリープ設定を両方「なし」にする(※後述の「スリープ設定上書きソフト」を使う場合は時間設定をしてもよい)

  PC TV Plus側の設定は「Windowsの設定」を開き、「電源オプション」にある「スリープ解除タイマーの許可(バッテリ駆動)」と「スリープ解除タイマーの許可(電源に接続)」の両方を「有効」に設定する。

PC TV Plusの「Windowsの設定」
PC TV Plusの「Windowsの設定」にある「スリープ解除タイマーの許可」を両方「有効」にする

また、PC TV PlusでDVD/BD書き出しの際には実行中に表示される「番組の書き出し」ウィンドウにある「処理中はディスプレイの自動電源オフを抑制する」のチェックをONにしておく。

PC TV Plusのディスク書き出し中のウィンドウ
書き出し中のウィンドウ左下にあるチェックをオンにする

とりあえず、これだけ設定すればほぼほぼ書き出しは成功するはずなのだが、それでもごく稀に失敗することがあった。ディスク側の(初期不良など)問題だった可能性はあるが、次に紹介するアプリのインストールで失敗率が下がった気がする。

PowerToysでWindows側のスリープ設定をPC TV Plusの書き出しのときだけ上書きする

 PowerToysはMicrosoft製のユーティリティソフトウェア。無料でインストールすることができ、カラーピッカーや複数ファイルの一括リネーム機能などのちょっとした便利機能や、Windowsに備わるウィンドウ整理機能を拡張するFancyZonesといったWindowsをより快適に使える機能が追加される。

Microsoft PowerToys
Microsoft PowerToys
FancyZones
Windowsデフォルト以外のウィンドウ配置設定を追加できる「FancyZones」など便利機能が揃う

Microsoft Apps:Microsoft PowerToys

Microsoft Learn:Microsoft PowerToys: Windows をカスタマイズするためのユーティリティ

 PowerToysのユーティリティ群の中にある「Awake」は「PCをオンデマンドで起動したままにする」機能。トグルボタンをオンにするだけでスリープを禁止した状態にできる。

PowerToys Awake
Awakeを使うと、オンにしている間だけスリープを禁止できる

Awakeはオンにしている間だけWindowsの電源プランを上書きするので、普段はスリープを許可しておき、PC TV Plusでディスク書き出しするときだけAwakeをオンにすることで、都度Windowsの「設定」を開く必要がなくなる。

PowerToys Awake では、Windows の電源プランの設定は一切変更されず、カスタム電源プランの構成に依存しません。 代わりに、コンピューターの特定の状態が必要であることを Windows に通知するバックグラウンド スレッドが生成されます。

Microsoft Learn:PowerToys Awake ユーティリティ

Awakeのようなスリープを禁止する機能を備えるソフトは、探すと無料のものを含めて見つかるが、Microsoft純正であること、アップデートがまだ頻繁に続いていること、有用な機能が他にもついてくる(個人的にFancyZonesが気に入っている)ことからPowerToysをおすすめしたい。

「マウスが動いていればスリープに入らない」ということであればマウスジグラーなども有効かもしれない。

Windows、PC TV Plusで設定をした上でなおスリープが原因で何度もディスク書き出しに失敗することがあれば、おまじないと思ってお試しを。

それでも失敗する場合

USBハブを経由しない

 PC本体のスリープ設定、ディスプレイのスリープをオフにしてもまだ失敗する場合(経験あり)、ブルーレイドライブとPCの接続方法も要因になっているかもしれない。

自分の場合、ブルーレイドライブはUSB接続の外付けを使用しており、USBハブ経由で接続していた。USBハブを経由する場合にはドライブ単体で繋げる際に「バスパワーだと電源供給が不足する」可能性を心配しなければならないが、この点ではドライブに専用の電源ケーブルを繋げていて問題なし。それでも失敗したことがあった。その時は書き込み作業中にドライブとの通信が切れたのが原因らしい内容のアラートが表示されていた。

PC TV Plusのディスク書き出し失敗時のウィンドウ
PC TV Plusのディスク書き出し失敗時のウィンドウ。「機器からの応答がありません」と書かれている。

ブルーレイドライブをUSBハブ経由で使う際に電源以外に注意を払うことなんてないと思っていたのだが、調べてみると、I-O DATAのサポートページに気になる記述を見つけた。

ACアダプタが接続され電源供給能力のあるセルフパワーUSBハブを使用して接続することも可能ですが
USBハブ経由の動作は、電源容量以外に正常に動作しない可能性もあるため、十分ご検証の上お客様のご判断で
ご利用をお願いします。

I-O DATA:バスパワーの外付けDVD/BDドライブを使用する際の注意点

バッファローのサイトにもUSBハブ経由で使う(※ブルーレイドライブではなく外付けHDD)際の注意書きがあった。

パソコンのUSBポートの数が不足した場合に、USBハブを使うことがあります。しかし、通信スピードが速い外付けハードディスクをUSBハブ経由でつなぐと、結線箇所が多くなることで通信エラーが起きやすくなり、故障リスクが増大します。USBハブは、キーボードやマウス、スピーカーなど、通信スピードが遅く、エラーがあっても大きな支障が発生しない機器に使用し、大切なデータを格納する外付けハードディスクは、直接パソコンにつなぐようにしましょう。

バッファロー:故障リスクを減らし、データを守る、正しい外付けハードディスクの扱い方

考えてみればUSBハブ経由で機器を使用中にデバイスを追加したり外したりすることでドライブレターが変わってしまう可能性や、USBハブの内部での断線や接触が悪くなっている可能性など、PCとドライブの間に「もしも…」な箇所はないにこしたことはない。USBポートに空きがあるならば、とにかく書き込み時の安定を有線するならPCに直接繋げたほうが「念には念を」になるだろう。

夏・冬は室温に注意する

 PC、モニターのスリープを禁止、USBケーブルはPCに直接繋ぐ、書き出し中は極力触らない。これでしばらくブルーレイへの書き出しは安定していたが、それでも数は減りつつも失敗することがあった(25GBディスクは安定していて、50GBディスクで失敗しがち)。

ふと、書き出しに失敗するようになったのはいつからか?と思い返すと、冬になってから。それも「寝ている時間帯」だった。となると「ドライブ、もしかして寒さに弱かったりする?」と疑問が湧いてきた。検索してみると、ブルーレイレコーダーで「寒い日に書き出しに失敗」という内容がいくつかヒットする。そこでロジテックのドライブの「動作時環境条件」を確認してみると、「温度:10℃~35℃(アイ・オー・データの場合は5℃~のものも) / 相対湿度:20%~80%(ただし、結露無きこと)」とある。

寝ている間はよほど寒くない限りエアコンをつけたままにはしないが、室温が11~13℃くらいになっているのを見たことはある。さすがに内部で結露ができていることはなさそうに思うが、下限ギリギリの温度で動いているときはありそうだ。冬の夜中に書き出すときはエアコンをつけておくのもおまじないになるかもしれない。

BD-Rディスクのメーカー(製造元)を変えてみる

 PC、モニタのスリープを抑制する、USBケーブルを直接PCに繋げる、室温も大丈夫そう、それでもBD-R DLを使った時に書き出しに失敗することがあった。

 残るはレンズクリーナーを使ってみるくらいか…と思いつつ、その前にBD-R DLメディアの製造元メーカーを変えてみることにした。BD-R DLディスクで書き出し失敗が頻発するようになった時期に使っていたのはバーベイタムの4倍速対応メディア※で、それ以前はバッファローのディスク(中身は台湾RiTEK製)を使用していて、このときは安定して書き出せていた印象があった。

※バーベイタムのBD-R DL(6倍速対応)メディアは試していません。

「今どきドライブとメディアに相性なんてある?(ロジテックの推奨ディスクメーカーにRiTEK/RiDATAの記載はない)」と思っていたので、そのときにたまたまちょっと安かったから、という理由でスピンドルケース入りのディスクを購入したのだが、試しにRiDATA(RiTEK)のBD-R DLメディアに戻したところ、失敗することがなくなって拍子抜けした。(今回使っていたドライブはパイオニア製ドライブを内蔵したロジテック製品)ドライブとメディア(の製造元)に相性はあるのかもしれない。いきなり何十枚も入ったスピンドルケース入りで購入するのでなく、2、3枚試してブランドを決めるとお金を無駄にせずに済むかもしれない。

]]>
高級機の機能も搭載!ノイキャン付き完全ワイヤレスイヤホン HUAWEI FreeBuds 5i https://jiyumemo2.com/2023/10/huawei-freebuds-5i.html Tue, 24 Oct 2023 15:10:41 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=11035 iPhoneにもピッタリ。高コスパ・高品質。音良し、機能良し。

 HUAWEI(ファーウェイ)のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能付き完全ワイヤレスイヤホン(TWS)「HUAWEI FreeBuds 5i(ネビュラブラック)」を購入した。

HUAWEI FreeBuds 5iのパッケージ
HUAWEI FreeBuds 5i(ネビュラブラック)

 ANC付き、アプリ連携有りのイヤホンを使うのは今回が初めて。

 ネット上でピックアップされることの多いEarFun Air Pro 3も気になっていて迷ったが、FreeBuds 5iを選ぶ決め手になったのはAir Pro 3には無い機能だった。Air Pro 3ではLE Audioへの対応が予定されているが、iPhoneユーザーとしてはiOSでLE Audioが利用できるようになるか不透明。Android端末を購入することがあってもLE Audio対応デバイスが増えるまでにはかなり時間がかかりそうな気がしている。

 FreeBuds 5iに備わる機能の中に、「イヤーチップの適合度テスト」「スマート装着検出(イヤホンを耳から外すと音楽再生を自動停止する)」「アダプティブイヤーマッチング(AEM:耳の形を自動検知し、最適な音質にチューニングする)」がある。これらは価格帯が上のTWSに備わるもので、1万円クラスのイヤホンで搭載する製品は限られる。FreeBuds 5iのコストパフォーマンスの高さが際立って見えた(実際にそれらはよく機能する)。

通信方式Bluetooth 5.2
マルチポイント対応(2台まで)
対応コーデックSBC / AAC / LDAC
アクティブノイズキャンセリング最大-42dB
外部音取り込みモードあり(アウェアネスモード)
バッテリーイヤホン本体:ANC ONで約6時間 / ANC OFで約7.5時間
充電ケース込み:ANC ONで約18.5時間 / ANC OFで約28時間
防水防塵IP54
重量イヤホン単体:約4.9g / 充電ケースのみ:約33.9g
アプリ連携あり(HUAWEI AI Life iOS / Android)
HUAWEI FreeBuds 5iの主なスペック

光沢だけど意外と指紋は目立たない。イヤホンとツルツルケース

HUAWEI FreeBuds 5iのパッケージ
パッケージを開けたところ。丁寧な梱包に好印象。

 届いたパッケージを開けると、イヤホン本体とケース、充電用のUSB Type-Cケーブル、交換用イヤーピース(Sサイズ / Lサイズ・Mサイズはイヤホンに装着済み)の他、紙のクイックスタートガイドが入っていた。各国語対応のクイックスタートガイドは表紙の裏にペアリング方法を伝えるイラストと、連携アプリ「AI Life」のダウンロードページへ転送されるQRコードが記載されている他、日本語のページにデフォルトの操作方法、充電方法が記載されている。

HUAWEI FreeBuds 5iのパッケージ内容
同梱物はケース、充電用のUSB Type-Cケーブル、交換用イヤーピース(袋にサイズが記載されているのが親切)、クイックスタートガイド

 FreeBuds 5iのカラーバリエーションはアイルブルー、ネビュラブラック、セラミックホワイトの3色。セラミックホワイトのみAmazon限定販売で、イヤホンもケースも光沢仕様となっているが、ブルーとブラックはケースが「川原にある小さな小石」にインスパイアされたマットな質感となっている。以前使っていたag COTSUBUの粉雪塗装に似ているが、COTSUBUのケースはサラサラした感触だったが、FreeBuds 5iのケースはツルツルしている。

HUAWEI FreeBuds 5iのケース
ケースはマットな質感、イヤホン本体は光沢仕様となっている。イヤホンはマグネットで固定されるが、指が乾燥していると取り外しがしづらくなる。また、スティックが内側を向いた形で収納するため、装着するとき、収納するときに向きを合わせる作業がやや面倒ではある。外側を向いたままでもこの形は維持できそうに思えるが…。
HUAWEI FreeBuds 5iのイヤホンとケース
イヤホンのスティック部分の上部がタッチセンサーとなっている。
HUAWEI FreeBuds 5iのケース
ケースの側面にBluetoothペアリング用のボタンが配置されている。ケースの蓋を開けた状態で長押しするとペアリングモードになる。

 FreeBuds 5i本体はスティック型で塗装は光沢仕様。個人的にはガジェットの塗装は指紋が目立ちにくいマット仕様を好んでいるが、ネビュラブラックはグレーよりの色のためか、指紋があまり目立たない。コーティングも厚めなのか、傷もつきにくそうに見え、安っぽさがないのが気に入った。今回初めてスティック型のイヤホンを選んだが、イヤーチップでイヤホンを保持するというよりイヤホン本体側がすっぽりと耳にハマる形で装着感は良かった。イヤーチップによる耳への圧迫感がほとんどない。スティック部分は肌に接触しないため、気にならない。

 イヤホンの音質について、個人的に「標準ではイマイチだがイコライザー使用で化ける」といった「ユーザー側でのイコライザー調整任せ」の製品は欲しいとは思わないし、重低音により過ぎた音も好みではない。

その点でFreeBuds 5iはアプリを連携せずとも、そのまま聴いても低音・高音どちらに偏ることなく、バランス良く感じられた。低音が強すぎてボワボワするようなことはなく、弱すぎることもない。歌も、ポッドキャストも人の声はよく聴こえ、映画は空間の広さがしっかり感じられる。

専用アプリ「AI Life」と連携機能

 HUAWEIの専用アプリ「AI Life」は画面にHUAWEI IDの表示があるが、FreeBuds 5iの使用においてはアカウントの新規登録は必要なく、イヤホンの登録、操作方法のカスタマイズ機能、OSのアップデートは利用できた。

iOS版AI Lifeの画面
iOS版AI Lifeの画面。ホーム画面の右上の「+」ボタンをタップすると機器登録画面に進む(HUAWEI IDは必要ない)。イヤホンを登録する際に「ローカルネットワーク上のデバイスの検索および接続」「位置情報の使用」「Bluetoothの使用」「ローカルネットワークへのアクセス」を許可・有効化する必要があるが、イヤホンの登録後にiOSの「設定」>「HUAWEI AI Life」から「位置情報」「ローカルネットワーク」をオフにすることができる。
iOS版AI Lifeの画面
AI LifeにFreeBuds 5iを登録中の画面

FreeBuds 5iをAI Lifeに機器登録した際に、FreeBuds 5iに搭載されるHarmonyOSのアップデートがあり、新しく「トリプルタップ(3回タッチ)」の操作方法が追加された。また、今回のアップデートによるものかはわからないが、FreeBuds 5i発売初期には上位機種にのみ搭載されていたアクティブノイズキャンセリングの「ダイナミック」が選択可能になっていた。アップデートを通じて機能が追加されることがあるのは今後使い続ける上で楽しみがある。

iOS版AI Lifeの画面
FreeBuds 5iの登録完了後、「デバイス」にあるボタンを初めてタップすると、HarmonyOSのアップデートがあったのでインストールを選択した。
HarmonyOSのアップデート画面
HarmonyOSのアップデート中の画面。画面上にイヤホンケースの蓋は開けても閉めてもいいと表示されているが開けたままの方がスムーズに進んだ。今回のアップデートで「トリプルタップジェスチャー」の機能が追加された。
AI LifeのFreeBuds 5iの設定画面
AI LifeのFreeBuds 5iの設定画面。イヤホン、イヤホンケースの電池残量はここから確認できる。

 ノイズキャンセリング(ANC)については「ウルトラ」「標準」「くつろぎ」「ダイナミック(その場の環境に合わせてウルトラ/標準/くつろぎ)を自動切り替え」を選ぶことができる。

FreeBuds 5iのノイズ除去性能は最大-42dB。ノイズキャンセリングをONにして一番強度の強い「ウルトラ」を選んでも、周りのすべての音が聞こえなくなるわけではない。雑音はぐっと少なくなるが、近くで会話する人の声や電車内のアナウンスは耳に入ってくる。「こんなものか?」とノイズキャンセリングをOFFにすると雑音がワッと盛大に聞こえ、「雑音を取り込んで盛ってない?」と疑ってイヤホンを耳から外すとそんなことはなく、思っていた以上に大きな雑音に囲まれていたのだと思い知らされた。なるほど、アクティブノイズキャンセリング機能のありがたみは使ってみないとわからない。これだけ効果を体感できると今後イヤホンを選ぶときに「なくてもいいや」とは思わない。

「ノイズ制御(左)」「サウンド効果(右)」の設定画面。サウンド効果はプリセットのみでイコライザーのカスタマイズ機能はない。

ノイズキャンセリング機能付きイヤホンは製品によって「(圧迫感など)違和感を感じる」という指摘もあるが、FreeBuds 5iはほとんど気にならなかった。アプリをインストールする前に初めて装着して音楽を聞いたときにデフォルトでノイズキャンセリングはONになっていたようだが、違和感を感じることはなかった。

ノイズキャンセリングONでも車の走行音などは聴こえるので、街中を歩く際の安全のために片耳運用する必要がなくなった。外音取り込み(アウェアネス)機能も備わるので会話の必要があるときにイヤホンを取り外す必要もない(※会話時の自分の声を聞きやすくする、他社製品でいう「サイドトーン」「トークスルー」に相当する機能はないため、自分の声の聴こえ方はカナル型イヤホン装着時と変わらない)。イヤホンをつけたままでいられる場所・時間が増えた印象。

 操作方法のカスタマイズは「トリプルタップ」「ダブルタップ」「長押し」「(イヤホンの軸部分の)スワイプ」に割り当てる機能を左右それぞれに選択できる。音量調整は端末側で操作するからスワイプ操作での音量調整は不要、といった場合は何も割り当てないことも可能。「1回タップ」に操作を割り当てることはできないため、イヤホン着脱時に誤操作が起きにくい設計となっている。一時的にポケットに入れるときにも指が触れても誤操作が起きない。小さなストレスが発生しないのは素晴らしい。イヤホン側での電源OFF操作は用意されていない。

「ジェスチャー」の設定画面
「ジェスチャー」画面では左右のイヤホンそれぞれのジェスチャーに割り当てる操作を選ぶことができる。「なし」も選択可能。

 イヤーチップの適合度テストはイヤーチップの大きさが耳のサイズに合っているかをチエックしてくれる。

「イヤーチップの適合度テスト」の画面
「イヤーチップの適合度テスト」の画面。自分の場合イヤホンについているMサイズのイヤーチップで「適合」の判定結果が出た。

 イヤホンから大音量を流すことで発見しやすくする「イヤホンを探す」機能もある。試してみると音漏れというレベルではなく、はっきりと響く音量で音が鳴るので実用的に思える。

「イヤホンを探す」の画面
「イヤホンを探す」ではイヤホンから大音量が出るため、耳から外すよう警告が表示される。
「設定」画面
「設定」では装着検出機能のON/OFF、遅延低減機能のON/OFFを設定できる。(左)/ イヤホン使用中はBluetooth設定画面にFreeBuds 5iが2つ表示される。左右が個別に認識されるようだ。

 イヤホンに専用のアプリが存在することについて「アプリのアップデートが打ち切られたり、端末側OSのサポートをしなくなったとき」などアプリが使えなくなった場合について気になっていたが、イヤホン側にリセット操作が用意されているため特に心配は不要だった(必ずしもアプリと一緒に使わなければならないわけでもない)。

HUAWEI:HUAWEI FreeBuds/FreeLaceシリーズイヤホンのリセットまたは工場出荷時の設定への復元

デザインも機能も大満足。気に入った点と気になった点

 使い始めの初日で音に満足し、ノイズキャンセリングのありがたみが実感でき、アプリの使いやすさにも感心。デザインも機能もとても気に入っている。イヤホンひとつでHUAWEI製品の品質の高さを実感できた。すっかり愛機になった。気に入った点と気になる点をまとめると以下のとおり。

気に入った点

  • 安っぽさを感じさせないコーティング、光沢でも指紋の目立ちにくいカラーリングのイヤホン本体
  • ケースを開けたままでも置けるしっかりしたヒンジ
  • アプリを連携せずにそのまま使っても違和感のないサウンド(イコライザーのカスタマイズありきでない)
  • HUAWEI IDを登録せずとも使えるアプリ
  • 誤操作しにくい気配り設計、カスタマイズできる操作方法
  • 不快感なく効果(ON/OFFの差)を実感できるノイズキャンセリング性能
  • 装着検出機能
  • アップデートによる機能追加の可能性

気になった点

  • イヤホンを固定するケース内部のマグネットがやや強すぎる(指が乾燥しているとイヤホンの取り外しが難しい)
  • 会話時に自分の声をモニタリングするサイドトーン機能が欲しい

性能や品質の高さ、コストパフォーマンスの高さからもっと話題になっても良さそうなのに、と思うのだが(自分が発売から時間が立ってから見つけただけで、十分評価されているのかもしれないが)、HUAWEIイヤホンの取扱店が少ないことも影響があるのだろうか。今回FreeBuds 5iを購入する際も、周りの実店舗では取り扱いがなく、実際に見て、試すことはできなかった(Air Pro 3は実機があり、短時間の視聴ではあったが重低音が強調され過ぎているのかボワボワ感があり、不安になってFreeBuds 5iにした)。もったいない気がする。

]]>
Bluetoothワイヤレス版もシリーズ展開希望!Philips SHE9700BT https://jiyumemo2.com/2023/06/philips-she9700bt.html Mon, 26 Jun 2023 07:09:43 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=10967 音は満足。使いやすさのアップデートに期待。

 通勤など外出時に多用していた完全ワイヤレスイヤホンのag COTSUBU。またやってしまった。

初めてのBluetooth完全ワイヤレスイヤホンにピッタリ!ag COTSUBU

帰宅時にシャツの胸ポケットにCOTSUBUを入れたまま、うっかり洗濯機で洗ってしまったのだ。洗濯で水没させるのはこれで2回目。またメーカーに片耳購入(新品との有料交換)を申請するのも気が引ける(それ以前にも掃除中にフィルターを動かしてしまって1度交換してもらっている)。

本体の小ささや使いやすさが気に入っていたので、COTSUBUを買い直そうとも思ったのだが、「二度あることは三度ある」という言葉が脳裏をよぎる。2度も水没させてしまったのだから自分でも自信がない…。

というわけでしばらくTWSは控えて、一旦ネックバンドスタイル(左右一体型)のイヤホンを使ってみることにした。※

※他社製TWSイヤホンも検討したものの、指がカサカサしてるのか滑って、「ケースからイヤホンを取り出しにくい」ものが多かったのも理由の一つ。

スペック的にはiPhoneを使っているので「AACに対応していればいいや」くらいの基準で、デザインでPhilips(フィリップス)のSHE9700BTを選んだ。「9700」という型番は特別な番号らしく、「97(キューナナ)」と呼ばれて親しまれた、Philipsの過去のベストセラー有線イヤホンをBluetoothワイヤレスイヤホンとして復活させたモデルらしい。悪いものではないだろう。

Philips SHE9700BT
Philipsの有線イヤホンのベストセラーモデルをワイヤレス化したSHE9700BT
Philips SHE9700BT
パッケージには「Legendary sound」の文字も。メーカー自身相当音質に自信があるようだ。
Philips(フィリップス) SHE9700BT Bluetoothイヤホン

Philips(フィリップス) SHE9700BT Bluetoothイヤホン

3,980円(03/29 03:14時点)
Amazonの情報を掲載しています

無くしようがないデザイン。ネックバンドスタイルもアリ。

 SHE9700BTのスペックを一部抜粋すると以下の通り。

再生時間22時間
通話時間15時間
待機時間120時間
充電時間2時間
Bluetoothバージョン5.2
対応コーデックSBC、AAC
充電用ポートUSB Type-C

 SHE9700BTのパッケージ内容はイヤホン本体、充電用USB Type-Cケーブル、説明書、交換用イヤーピース4サイズ(本体取り付け済みのMサイズを含めて全5サイズ)。USB充電器は付属しない。

Philips SHE9700BTのパッケージ内容
Philips SHE9700BTのパッケージ内容。説明書、充電用USB Type-Cケーブル、交換用イヤーチップが同梱されている。

説明書(クイックスタートガイド)は文章ではなく、イラストで使い方を伝えるユニークなものとなっている。わかりづらくはないけれど、「文章の方が早く入ってくるな」とも思う。

テキストメインの取り扱い説明書はPhilipsの公式ページからPDFをダウンロードできる。

Philips SHE9700BT 公式サポートページ

購入から使い始めの操作方法は以下の通り。

電源ONリモコンの電源ボタンを2秒長押し
電源OFFリモコンの電源ボタンを4秒長押し
Bluetoothペアリングモード(電源の入っていない状態から)リモコンの電源ボタンを5秒間長押し

 イヤホンのリモコンは右耳側に、バッテリーは左耳側についている。首にかけて使うときは、それぞれ首のちょっと前に寝る形で置かれるため、イヤーピースが引っ張られずに音楽を聴くことができる。

Philips SHE9700BT本体
Philips SHE9700BT本体。購入後すぐにはケーブルの癖が取れない。

 SHE9700BTのハウジング部分のデザインは個人的にはカッコよく思う。質感がマットなのも気に入っている。外側にはマグネットが付いていて、一時的に耳から外すときや収納時にはくっつけられて便利。

Philips SHE9700BT
Philips SHE9700BTのハウジング部分
Philips SHE9700BT
ハウジングにはマグネットがついている

 リモコン部分もマットな質感で統一されている。見た目もフラットデザイン風で好印象(それぞれのボタンが深めに縁取りされているのはあまり好きではない)。

Philips SHE9700BTリモコン部分
イヤホンの右側にあるリモコン部分のデザインもシンプルで好印象。

デザイン買いしたので見た目の面で不満はなし。完全ワイヤレスイヤホンよりは当然嵩張るが、シャツの胸ポケットに気軽に入る大きさでないので無くすこともないし、ましてや洗濯してしまうこともない。今回はここが重要。

概ね満足。使い勝手の点では気になるところも…

 最初に充電を完了して早速iPhoneとペアリングして音楽を聴いてみると、曲によっては「あれ、後ろでこんな音鳴ってたっけ?」とag COTSUBUで聴いていたときには隠れ気味だった(?)音が一歩前に出てくる印象があって、違いが感じられて面白かった。

 個人的にはイヤホン/ヘッドホンの音質の差はそれそのものの性能というより、楽曲データによる差が大きいのではないかと思っているが、SHE9700BTは特別高音、低音どちらかに偏っている印象はなく、歌、サントラ、ポッドキャスト、何を聴いても違和感を感じることなく気持ちよく聴こえる。

左右がケーブルで繋がっているため、付けたまま動くとケーブルに物が当たったときの音や、風切り音のような音は聴こえてくるが、それでも有線イヤホンのときよりはケーブルの動きが少ないのか、意外と気にならない(ただしマスクをしていたり、ショルダーバッグを肩にかけているときはちょっと煩わしく感じる)。

ネックバンド型は完全ワイヤレスイヤホンと違い、バッテリーが大きいため連続使用時間が長い。SHE9700BTの音楽再生時間は22時間。毎日の通勤時間に使うくらいなら充電1回で1週間はもつ。

 SHE9700BTを数日使って、音質には満足し、充電頻度の少なさなどネックバンド型のメリットも感じているが、いくつか気になるところもある。

 1つ目はリモコン部分にある充電口のカバーが開けづらいところ。大抵この部分は爪を引っ掛けやすいようにわざと一部に隙間があったりするものだが、SHE9700BTの場合は引っ掛け部分がなく、充電口カバーが隙間なくピッタリ閉じられてしまう。カバーの素材そのものは柔らかいので、カバーとリモコン本体の間に爪を強く挿し込むことで開けることはできるのだが、スマートではない。

Philips SHE9700BT充電口
Philips SHE9700BTの充電口は爪を引っ掛けるガイドのような部分がないのでちょっと使いづらい。

 2つ目はケーブルの癖がなかなか取れないこと。購入後数日たってもメーカーの製品写真のようにはきれいにまっすぐにならない。フックに引っ掛けてぶら下げてもイヤホン自体が軽いのでまっすぐになる気配はない。フラットケーブルだとねじれの向きが1つに絞られるかもしれないが…。

 あと、これは不満というより「個人差が出た」とすべき点だが、イヤーピースの装着感が良くなかった。もちろん、SHE9700BTのイヤーピースそのままでも使えるという人もいるはず。自分の場合は同梱のイヤーピースをワンサイズ小さく、ワンサイズ大きくしても収まりが悪く、付けたままちょっと動くとすぐに耳からこぼれてしまう(イヤーピースが耳穴にはまるというより”乗っているだけ”という感じ)。

これまでいくつか有線、左右一体型、完全ワイヤレスイヤホンを使ってきたけれど、イヤーピースを交換しないと外に持ち出せない状態のイヤホンは今回が初めてだった。

SHE9700BTに他社製イヤーピースを試してみたところ、final Eタイプ、ソニー EX11、JVC EP-FX2Mなどを取り付けることができた。試した中ではソニー EX11と、オーディオテクニカのER-CKM55が耳によくフィットしてこぼれ落ちる心配がなくなった。ER-CKM55にはスケルトンホワイト(半透明)が用意されていて、こちらは汚れが目立たないので今はER-CKM55で落ち着いている。SHE9700BTを買って、耳に合わなかった場合は、すぐに諦めずにイヤーピースの交換を試してみるのをおすすめしたい。

Philips SHE9700BTと他社製交換用イヤーチップ
同梱のイヤーチップは自分にはフィットしなかったので他社製のものを色々試すことに。
Philips SHE9700BTとファインフィットスペアイヤピース
オーディオテクニカのER-CKM55を取り付けるとフィット感が向上した。

と、SHE9700BTを使った感想は「音はよし、デザインもよし、だけど使い勝手の面でアップデートして欲しいところはある」となるが、コスパを考えると満足している。

有線イヤホンの9700にはその後も9710、9720…とバリエーションがあったようだ。ワイヤレス版もフラットケーブルの採用、充電口カバーが開けやすくなったアップデート版(9710BTとか?)が出てほしい。買い増しするので。

]]>
骨伝導イヤホンのお試しに最適!GEO GRFD-BCH BH330 https://jiyumemo2.com/2023/05/geo_grfd-bch-bh330.html Mon, 15 May 2023 16:58:13 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=10945 室内での”ながら聴き”用ならこれで十分!

骨伝導イヤホン(ヘッドホン)とは

 前から気になっていた骨伝導ワイヤレスイヤホン(GEOでは「ヘッドホン」表記)のお試しに、GEO(ゲオ)で販売されている「GRFD-BCH BH330」を購入した。

GEO GRFD-BCH BH330
ゲオで販売されているBluetooth接続の骨伝導イヤホン「GRFD-BCH BH330」

 骨伝導イヤホンというのは、耳、鼓膜を介さずに骨を通して内耳(鼓膜の奥にある音を聴くための部位がある)に振動を送ることで脳に音を届ける方式のイヤホン。振動板をこめかみ付近に当てる形をとっているため、耳を塞がず、周囲の音も聞くことができるので音楽を聴きながら呼びかけられても反応することができたり、外耳炎を気にしなくて良いというメリットがある。反対に、音漏れのしやすさや一般的な「イヤホン」と比べ音質(特に低音)が劣る点がデメリットとされ、人によっては振動が痒く感じるなど使用感に個人差もある。

“静かな環境”での骨伝導イヤホンの実力を体験するのは難しい…。

 GRFD-BCH BH330購入前に家電量販店の骨伝導イヤホンコーナーでいくつか試し聴きしてみたところ、定番のShokz(旧AfterShokz)の商品は他社製品と比べて抜きん出ている印象を受けた。約1万円のエントリーモデル OPENMOVEからして音に芯があるというか、店内放送が鳴り続けている中でもスマホの音量半分程度ではっきり聞こえて差が感じられた。その売場では安価な5,000円からのアンダー1万円クラスの他社製品では最大音量でやっと音がしっかりしてくるか、といった印象。低音が弱いのか、音に芯がない感じ。

性能差をはっきり感じてしまった、他社製の低価格帯の骨伝導イヤホンだが、試聴できた環境は人も多いざわざわとした店内であり、そもそもテストするにはいきなり酷な方の条件だった。自分が使う場合、主な使用環境は静かな「自室内」。聞く音の種類も「ポッドキャスト」で人の会話がメインになりそう(家事の最中に使うつもり)だ。結局のところ、どのクラスの商品から自分は満足できるのかは買ってみないとわからない。

というわけで、いきなり高価な商品を買う前に「骨伝導イヤホンを自分は気に入るのか」を知るために安価なものを一つ選ぶことにした。

 家電量販店にある取り扱い商品から選ぶ手もあったが、コスパの高さで話題になっていたゲオの骨伝導イヤホンも気になっていた。話題になっていたころは充電端子がmicroUSBだったりと「確かに安いけど…」とモヤモヤする仕様だったが、ちょうど新商品が出ていて、今どきのUSB Type-C搭載に変わっていた。

GRFD-BCH BH330(2023年4月発売)はプレスリリースによればゲオ限定で販売されており、家電量販店には並んでいない。購入したお店では試聴機はなかったが、ダメ元で買えるお値段3,278円(購入時)。相変わらず安い。購入時のゲオの骨伝導イヤホンのラインナップは6機種。話題になった初号機(GRAMO-BCH01)から時間が経っている分フィードバックは得ているだろうし、安価なままでも性能の改善は進んでいるはず。

ダメ元で買えて、ちゃんと使えるゲオ限定の骨伝導イヤホン

 GRFD-BCH BH330はカラバリが3種類あり、ブラック、ネイビー、レッドが用意されている。今回購入したのはネイビー。パッケージの表紙は横に開くようになっていて、中の商品の色味を確認できるようになっている。

GEO GRFD-BCH BH330のパッケージ
外箱の正面は横に開くようになっている。

パッケージ内容は骨伝導イヤホン本体、充電用USB Type-Cケーブル、耳栓、日本語の説明書。USB Type-Aの充電器は同梱されていないので、持っていない場合は別途用意する必要がある。

GEO GRFD-BCH BH330のパッケージ内容
GRFD-BCH BH330のパッケージ内容。USB充電器は同梱されていない。

BH330の外観はシンプル。耳掛けの先にハウジングの四角いパーツが付いているだけで、いかにも「バッテリーです」「操作ボタン部分です」といったパーツが付いていないスッキリとしたデザインとなっている。ハウジングの表面はシースルー(透明度が高くなくおもちゃっぽさはなく上品)になっていて、中の基板がうっすら見えてなかなかカッコいい。裏面の振動板も平面で余計な装飾はない。見た目は結構気に入っている。

GEO GRFD-BCH BH330の外観
GRFD-BCH BH330の外観はとてもシンプル。右側のハウジングに技適マークが印刷されている。

BH330は操作も簡単。タッチセンサーはなく、物理ボタンは右側のハウジングにある電源ON/OFFを兼ねたボタン1つのみ。長押しで電源ON/OFF、電源ONから押し続けるとBluetoothのペアリングモード、1回押しで音楽再生中の一時停止/再生、使用中にかかってきた電話に応答などの操作を行える。音量の上げ下げはイヤホン側に機能はなく、ペアリングした(スマホなど)端末側に任せている。覚える必要がある操作は少ない。

GEO GRFD-BCH BH330の操作部分
GRFD-BCH BH330の電源部分、LEDランプ、マイク、充電用USB Type-Cの差込口は右側のハウジングに集中している。

通話用のマイク、LEDランプ、充電用のUSB Type-Cポートも右側のハウジングに設けられている。

BH330のスペックはBluetooth 5.3、コーデックはSBC/AACに対応、IPX6の防水対応と、古く感じるところはなく、仕様上で古さを感じるところはない。

GEO GRFD-BCH BH330の充電用USB Type-C差込口
充電用USB Type-C差込口には水が侵入しないように厚めの蓋が付いている。

BH330をiPhoneに接続し、音楽を聴いてみたところ、騒々しい店内から静かな自室に環境が変わった影響はあるだろうが、十分しっかりとした音質に感じた。本体も26gと軽量なので装着感もそれほど気にならない。

もちろん、骨伝導イヤホンの弱点である低音に関しては弱さを感じるのだが、歌や、会話といった「人の声」部分は弱々しさを感じない。アクション映画のサウンドトラックのような迫力のある楽曲はちょっと物足りなく感じるものの、ポッドキャストを聴くには十分な音質に感じる。スマホの音量も最大にする必要はなく、半分程度でしっかりとした音になる。

Shokzと比べると、Shokzの方がよりイヤホンで聴く音に近いのだろうが、Shokzの1/3の値段だから1/3程度のクオリティか?というとそれよりはずっといい気がする。量販店の6,000円クラスの製品よりもいいかもしれない。

耳を塞がずに音が聴けるというのは、なるほど、快適に感じる。低音は少し犠牲にしつつも、ラジオやポッドキャストをしっかり楽しめるのは便利だ。

骨伝導イヤホンは(同じ値段ならイヤホン/ヘッドホンの方がいい音だろうし)どこまでも音質を求めて選ぶものではないと考えているが、約3,000円でこれならしばらくこれでいいな、となってしまった。しばらく使い続けてみるつもり。

以前、PHILIPSのBluetoothヘッドホン SHB4405がとても軽くて(90g)愛用していたのだけど、ずいぶん前にイヤーパッドが破れてしまった。後継機はなく、以来、代わりになるような超軽量ワイヤレスヘッドホンをずっと探している。もしかしたら骨伝導イヤホンが代わりになるのかもしれない。

購入前に試聴機を使える機会はなさそうだが、BH330はこの値段でちゃんと使えてしまうので、「いきなり高級機を買う前に骨伝導イヤホンがどんなものなのか使ってみたい」というときの入門機にピッタリだ。

お試しで買ってみて、骨伝導イヤホンは気に入ったが、一つ気になるのが、外に持ち歩く際にどうするのか?という点。使わないときは頭に付けたままにするのか、首にかけるのか(ハウジングが首に当たるのがちょっと気になる)。バンド部分がカチューシャより柔らかいのでカバンに無造作に入れるのもなんだか気を使いそう。骨伝導イヤホン用のケースも売られているみたいだけど結構嵩張りそうでどうしたものか。部屋の中で使わないときはS字フックに引っ掛けている。

  • イヤホン・ヘッドホン
  • PC用ヘッドセット
  • オーディオスピーカー
  1. イヤホン
  2. イヤホン
  3. イヤホン
  4. イヤホン
  5. イヤホン
  6. イヤホン
  7. イヤホン
  8. イヤホン
  9. イヤホン
    発売日 : 2021年10月26日
    価格 : ¥26,677
    新品最安値 :
    ¥26,677
  10. イヤホン
  11. イヤホン
  12. イヤホン
  13. イヤホン
  14. イヤホン
  15. イヤホン
  16. イヤホン・ヘッドホンアダプター
  17. オープンイヤーヘッドホン
  18. イヤホン
  19. イヤホン
  20. イヤホン
    発売日 : 1970年01月01日
    価格 : ¥2,668
    新品最安値 :
    ¥2,668
  1. 家電 ストア
  2. 家電 ストア
  3. 家電 ストア
  4.  Musical Instruments - AmazonGlobal free shipping
  5. 家電 ストア
  6. PC用ヘッドセット
  7. 家電 ストア
  8. 家電 ストア
  9.  Musical Instruments - AmazonGlobal free shipping
  10. 家電 ストア
  11. 家電 ストア
  12.  Musical Instruments - AmazonGlobal free shipping
  13. 【テスト】Bluetoothヘッドセット
  14. 家電 ストア
  15.  Musical Instruments - AmazonGlobal free shipping
  16. 家電 ストア
  17. 家電 ストア
  18. 家電 ストア
  19. 家電 ストア
  20. 家電 ストア
  1. ポータブルスピーカー
  2. スマートスピーカー
  3. ポータブルスピーカー
  4. スマートスピーカー
  5. ポータブルスピーカー
  6. ポータブルスピーカー
  7. ポータブルスピーカー
  8. スマートスピーカー
  9. ポータブルスピーカー
  10. ポータブルスピーカー
  11. ポータブルスピーカー
  12. ポータブルスピーカー
  13. ポータブルスピーカー
  14. ポータブルスピーカー
  15. ポータブルスピーカー
  16. ポータブルスピーカー
  17. ポータブルスピーカー
  18. ポータブルスピーカー
  19. ポータブルスピーカー
  20. ポータブルスピーカー
]]> あったら便利!サクサク動く快適メディアプレーヤーAmazon Fire TV Stick 4K Max https://jiyumemo2.com/2022/12/amazon-firetvstick-4kmax.html Mon, 19 Dec 2022 10:38:14 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=10887 リモコンで使えるのは結構楽しい。PCアプリより動きもいい。

 ※2023年9月に第2世代モデルのAmazon Fire TV 4K Maxが発表されました。

 2022年のAmazonブラックフライデーセールで、ストリーミングメディアプレーヤー Fire TV Stick 4K Max(第1世代モデル)を購入した。

 当初は年末年始の帰省時に実家で使って、そのまま置いてこようと考えていたのだけど、事前に使い方を知っておこうと自分で使ってみるとこれが結構便利。普段はPCで利用していた各動画サービスもFire TVから見た方が快適で、すっかり気に入ってしまい、結局もう一つ買い増すことに。

購入する前は、Chromecast with Google TVも考えたのだが、実家ではGoogleアカウントを使っていなくてAmazonはアカウントを持っているようだったのでFire TV Stickに決めた。

購入時の環境は、スティックを接続するモニタ/テレビはまだ4K対応していないので、4K非対応のFire TV Stickを選ぶ手もあったのだが、「CPUがより速く、メモリが多いこと」から動作に余力がありそうということで4K Maxを選んだ。コスト優先で「ギリギリ動く」ものは大抵徐々に不満がたまってくる。

後で使い方を聞かれたときのために、初期設定の方法とリセットの仕方をメモしておく(基本的にはわかりづらいところはほとんどなく、画面の指示に従うだけで完了するはず)。

必要なものは全て同梱。届いたらすぐに使える。

 Fire TV Stick 4K MAXのパッケージ内容は「使い始めに必要なもの全部込み」。近年はメーカーによっては省かれがちなUSB電源のアダプタも同梱されている。Wi-Fiは802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6)まで対応する。Fire TVの周辺機器には有線接続用のAmazon純正のイーサネットアダプタが用意されているが、10/100MbpsとWi-Fiのスペックより見劣りがする。極端にWi-Fiに繋がりにくい環境でなければ初めから用意する必要はない。

給電用のUSB端子がmicro USBなのはちょっと気になるところ(Chromecast with Google TVはType-C)。

Amazon Fire TV Stick 4K Maxのパッケージ
2022年のブラックフライデーセールで購入した「Amazon Fire TV Stick 4K Max」
Amazon Fire TV Stick 4K Maxの同梱内容
Amazon Fire TV Stick 4K Maxの同梱内容。給電用のUSBケーブルと電源アダプタ、リモコン用電池も付属するのですぐに使い始められるようになっている。

Fire TV付属のリモコンの電源ボタンは「Fire TVの電源」ボタンではない。接続したテレビの電源ON/OFFを操作するためのもの。円形の部分は外周部が十字キーとして、中央部分は決定ボタンとして機能する。その上の青いボタンは音声認識ボタンで、押しながら話しかけるとAlexa(アレクサ)を利用できる。

Amazon Fire TV Stick 4K Max本体とAlexa対応音声認識リモコン(第3世代)
Fire TV Stick 4K Max本体と付属する第3世代リモコン
Fire TV Stick 4K Maxにある技適マーク
Fire TV Stick 4K Maxの裏面には技適マーク有り。

Fire TV Stickの発熱が気になるなら同梱のHDMI延長ケーブルを使うと安心(4K Maxに関してはスティックPCのように触れなくなるほど熱くなることはない)。

Fire TV Stick 4K Maxの使用イメージ
Fire TV Stick 4K Maxの使用イメージ。HDMIをテレビ/モニタへ、USB電源アダプタはコンセントへ。

初期設定も簡単。ブラウザ連携でリモコン入力は少なめ。

 Fire TV Stickの初回起動時には、リモコンのペアリング、言語設定、Wi-Fi接続、リモコンとテレビのペアリング(PCモニタは関係なし)、Amazonアカウントでのサインインといった初期設定を行う必要がある。

Fire TV Stick購入時にAmazonアカウントと紐付けしていた場合、サインインの作業は省かれるが、ここでは紐付けしていない状態のスクリーンショットを載せておく(ギフト用に購入する際はアカウントの紐付けはしないように注意)。

基本的には言語設定を日本語にしたあとは指示表示はすべて日本語になり、説明も丁寧なので、難しい部分はない。リモコンでのカーソル移動によるキーボード操作もWi-Fiのパスワード入力時くらいで、ここでもルーターのWPSボタンが機能するなら必要がなくなる。

Amazonアカウントのサインインも手元にスマートフォンかPCを用意しておけば、そちらと連携することでアカウント情報の入力作業が省かれる。

Amazonアカウントのサインインをスキップすることはできないため、AmazonアカウントなしでFire TV Stickを利用することはできない。

Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
Fire TV Stick 4K Maxの起動画面
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
リモコンの検出画面
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
言語選択画面
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
ネットワーク接続画面
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
Wi-Fiパスワード入力画面
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
ソフトウェアアップデートの確認とダウンロード
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
Amazonアカウントのサインイン
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
サインインはブラウザやQRコードを使うことでリモコンによるパスワード入力を省略することができる。
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
サインイン完了画面
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
リモコンのセットアップ画面(※PCモニタでは音量調節はできないので音量に変化がなくてもこのまま進めてよい)
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
プロフィール選択画面
Fire TV Stick 4K Maxのセットアップ画面
セットアップ完了後のホーム画面

 (購入時)Fire TV Stick 4K Maxで動作するFire OS 7.6はAndroid 9 Pieをベースにしている。Chromecast with Google TVのAndorid TV OSは最新のバージョン12であり、「Fire TVは古く見えるのでは」と思っていたのだが、見た目的な大きな違いはホーム画面の背景が半透明か黒か、くらいで、各アプリを起動してしまえば「Fire TVだから」「Chromecastだから」といった違いはわからなくなる。フォントは徹底してきれいだし、画面遷移も何かしらのエフェクトが使わていてデザインが雑な印象は全く無い。十分リッチに見える。

Fire TV Stickはテレビに接続後、基本的には電源が常時ONの状態で使用することになる。何も操作を行わない状態で一定時間が経過するとスクリーンセーバーが起動し、その後スリープ状態となる。スマホ的な使い方が前提で、ソフトウェア上で「電源OFF」操作はできない。

Fire TVのスクリーンセーバー
操作をしないまま一定時間経過するとスクリーンセーバーが再生され、その後スリープ状態に入る。

Fire TV Stickはmicro USBで動くくらいなので消費電力を気にする必要はそれほどないが、電源を完全にOFFにするにはUSBケーブルを抜くしかない。こまめに電源を切りたい場合、Fire TV StcikとUSB電源アダプタの間に「USBスイッチ」を取り付けることで毎回抜き差しする手間が省ける。

ほとんどの動画配信サービスはFire TVに対応済み

 2022年現在、無料・有料の動画配信サービスのほとんどがFire TV向けにアプリを提供している。Fire TV Stickの利用時からPrime Videoアプリはインストールされており、Netflixなど他社サービスのアプリはホーム画面上にダウンロード画面へのリンクアイコンが多数置かれるほか、アプリストアからも簡単にインストールできるようになっている。

Fire TV対応の動画配信サービスのアプリ
現在では大抵の動画配信サービスがFire TVに対応している。

 各サービスそれぞれでサインインの作業が発生することになるが、ほとんどのアプリではFire TV Stickと同じWi-Fiに接続されたスマートフォンのブラウザ、またはそのサービスのアプリから画面の指示に従って認証できるようになっており、リモコンによるサインイン情報の入力を極力省略できるようになっている。

Disney+アプリのスマートフォンと連携したログイン
Disney+など、同じWi-Fi環境下でスマートフォン側のアプリで認証を行うことでFire TV Stick上でのログイン情報入力を省略できるサービスが多い。

どの動画サービスのアプリもタイトル一覧の読み込みが速く、快適に作品を探すことができる。Windows版アプリだと読み込みに時間がかかったり、矢印ボタンをクリックしても反応が遅かったりするのだが、Fire TV向けアプリでそのような不満はほとんど感じられない。購入前は「PCで見てるから別にいいや」と思っていたのが心変わりした理由がここだ。

Amazon Prime Videoの画面
Prime Videoアプリで動画を選択すると大画面でプレビューが流れ始める。見たことのない作品でも見る前に雰囲気が掴めて便利。
Fire HDタブレットのPrime VideoからFire TVへキャストを行うことができる。
Prime Videoの場合、Fire HDタブレットのPrime VideoアプリからFire TV Stickへキャストすることもできる。(FireタブレットのPrime Videoアプリの画面)
Prime Videoキャスト中のFire HDタブレットのアプリ画面
Prime Videoのキャスト中、タブレット側のアプリ画面はリモコンとして機能する。(FireタブレットのPrime Videoアプリの画面)
Netflixアプリの画面
Netflixアプリの動作もキビキビ。Windows版アプリより快適に動く。
Netflixアプリでの音声・字幕言語設定
Netflixアプリでの音声・字幕言語設定は再生中にリモコンの下ボタンを押す。

 アプリストアから入手できるアプリの中には、Fire TV StickにAppleのAirPlay / GoogleのGoogle Cast機能を追加するもの、nasneなどのレコーダーに録画された番組を視聴できるDLNAプレーヤーなどもある。

AirReceiver
Fire TVにAirPlay / Google Cast機能を追加できるアプリ「AirReceiver」
DiXiM Play
アプリ「DiXiM Play」をインストールするとnasneの録画番組をFire TVを使って視聴することができる。

出番は少ないかもしれないけれど…Miracast機能の使い方

 AmazonのFire TV Stick 4K Maxの商品ページに記載はないのだが、Fire TVはMiracast(ミラキャスト)機能を搭載している。MiracastはWi-Fiを使って対応端末の画面をミラーリング(または拡張)できる機能で、WindowsなどMiracast対応デバイスの画面をFire TVを通して画面に出力することが可能だ。

リモコンのホームボタンを長押しすると、設定画面が表示され、そこで「ミラーリング」を選択するとMiracastの待ち受け状態になる。キャンセルする場合はリモコンの任意のボタンを押す。

Fire TV Stick 4K MaxのMiracastミラーリング手順1
リモコンのホームボタン長押しでMiracast機能を呼び出せる。
Fire TV Stick 4K MaxのMiracastミラーリング手順2
「ミラーリング」をクリックすると待ち受け画面になるので、送信側のデバイスでキャストを開始する。
Fire TV Stick 4K MaxのMiracastミラーリング終了画面
Miracastの待ち受けを解除するときはリモコンの任意のボタンを押す。

Amazonカスタマーサービス:Fire TV端末でミラーリングできない

Windows11側での操作は、画面右下のネットワークとスピーカーの並んだアイコン(クイック設定)をクリック、パネル上に「キャスト」の文字がなければ右下の「クイック設定の編集」ボタンをクリックし、「キャスト」を追加する。

Miracast機能はWi-Fiを利用するので、Wi-Fiアイコンがアクティブになっていなければアクティブにし、「キャスト(接続中のモニタが表示されるので文字列は変わる)」アイコンをクリックし、「使用可能なディスプレイ」一覧に表示されるFire TVを選択すると、ミラーリング(または拡張)が開始される。「切断」をクリックするとミラーリングは終了し、Fire TV側はホーム画面に戻る。

Windows11のMiracast送信手順1
Windows11の場合は画面右下の「クイック設定」から行う。「キャスト」ボタンが表示されていない場合は右下の編集ボタンをクリックする。
Windows11のMiracast送信手順2
パネル上の追加ボタンをクリックし、「キャスト」を追加する。
Windows11のMiracast送信手順3
「キャスト」ボタン(ここでは「ワイヤードディスプレイ」となっている)が追加された。
Windows11のMiracast送信手順4
Miracast機能を使ったミラーリングはWi-Fiが有効になっている必要があるので「Wi-Fi」をONにしてから「キャスト」をクリックする。
Windows11のMiracast送信手順5
Fire TVをクリックすると画面のミラーリングが開始される。
Windows11のMiracast送信手順6
画面のミラーリングのほか、拡張を選ぶこともできる。「切断」をクリックするとFire TV側はホーム画面に戻る。

スマホやタブレットの画面をFire TVにミラーリングして動画を大画面で…という使い方もできるが、Fire TVに同じサービスのアプリをインストールして直接操作した方が手間が省けるだろう。

仕事でプレゼンに使うにしても、ノートPCには大抵HDMI出力端子が付いているし、Fire TVを持ち歩くよりHDMIケーブル一本の方が荷物が少なくなる…というわけでMiracastの出番はなかなかなさそうにも思えるが、機能が付いていて悪いことはない(プロジェクター/モニタとPCの距離がケーブルの長さに制限されないという利点はある)。数年前に売られていたMiracastレシーバーはFire TV Stick 4K Maxよりも値段が高かった。機能を多用している人には手頃な値段のレシーバーとしてもおすすめできる。

調子が悪くなったとき、譲渡するときの「工場出荷時の設定にリセット」の仕方

 Fire TV Stickの設定を元に戻したい、人に渡す、買取に出す際に個人情報を一括削除したい、といったときには「向上出荷時の設定にリセット」を行う。

リセットは設定画面にある「マイFire TV」から実行する。

Fire TV Stickをリセットした場合の「それまで使用していたアプリのセット」などの情報はAmazon側に記憶されているので、リセット後に再びサインインした際に「復元」することでアプリごとの再インストールなどを省くことができるようになっている。

Fire TV Stick 4K Maxの「工場出荷時の設定にリセット」手順1
ホーム画面のアプリアイコンの右端にある設定アイコンで下ボタンを押し、「マイFire TV」を選択する。
Fire TV Stick 4K Maxの「工場出荷時の設定にリセット」手順2
「工場出荷時の設定にリセット」を選択する。
Fire TV Stick 4K Maxの「工場出荷時の設定にリセット」手順3
確認が表示されるので「リセット」を選択する。
Fire TV Stick 4K Maxの「工場出荷時の設定にリセット」適用中の画面1
リセットの手続きが開始される。
Fire TV Stick 4K Maxの「工場出荷時の設定にリセット」適用中の画面2
自動で再起動がかかるのでしばらく待つ。
Fire TV Stick 4K Maxの「工場出荷時の設定にリセット」適用中の画面3
再起動後、初回起動時と同じ手続きが始まるのでAmazonアカウントの設定を行う。(譲渡や売却をする際は言語設定画面あたりで電源を落とす。)

スポーツイベントのネット中継の視聴にもピッタリ!

 それほど期待せずに購入したFire TV Stickだったが初日ですっかり気に入った。ちょうどワールドカップの試合を中継するABEMAをモニタで見るのに使ったが、使い始めで戸惑うところはほとんどなかった。

一つでも動画配信サービスを利用しているならおすすめしたい。その中でも4K Maxは動作のサクサク具合と価格のバランスがちょうどいいところだと思う。

  • Amazonデバイス
  • FireTV
  • Fireタブレット
  • Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  1. Fire TV
  2. Fire TV
  3. タブレット
  4. Fire TV
  5. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  6. スマートディスプレイ
  7. スマートスピーカー
  8. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  9. 電子玩具・キッズ家電
  10. タブレット
  11. Kindle電子書籍リーダー
  12. 電子書籍リーダー
  13. 電子玩具・キッズ家電
  14. スマートスピーカー
  15. スタンダード型防犯カメラ
  16. 電子書籍リーダー
  17. タブレット
  18. タブレット
  19. Kindle電子書籍リーダー
  20. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  1. Fire TV
  2. Fire TV
  3. Fire TV
  4. ストリーミングデバイス
  5. Fire TV
  6. Fire TV
  7. 家電 ストア
  8. Fire TV
  9. 家電 ストア
  1. タブレット
  2. 電子玩具・キッズ家電
  3. タブレット
  4. 電子玩具・キッズ家電
  5. タブレット
  6. タブレット
  7. タブレット
  8. タブレット・アクセサリ
  9. タブレット
  1. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  2. スマートディスプレイ
  3. スマートスピーカー
  4. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  5. スマートスピーカー
  6. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  7. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  8. Echo スマートスピーカー&ディスプレイバンドル
  9. スマートスピーカー
  10. スマートスピーカー
  11. スマートスピーカー
  12. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  13. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  14. スマートディスプレイ
  15. Echoスマートスピーカー・ディスプレイ
  16. スマートホームコントロール
  17. スマートスピーカー
  18. スマートディスプレイ
  19. Echo スマートスピーカー&ディスプレイバンドル
]]> ケーブルおまとめアイテムの私的決定版。ツイストケーブルクリップ https://jiyumemo2.com/2022/11/twist-cableclip.html Sun, 06 Nov 2022 17:56:16 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=10842 値段お手頃、ワンアクションで使えて便利!

 過去にも「長いケーブルをまとめるアイテム」の紹介記事を書いていたのだが、最近気に入って多用しているアイテムがあるのでご紹介。

今回購入したのは「ツイストケーブルクリップ(メーカーによって”ツイストケーブルバンド”、”ケーブルクリップ”と呼び名が異なるのでここではツイストケーブルクリップで統一する)」。

ツイストケーブルクリップ
ツイストケーブルクリップはエレコム、サンワサプライ、YAZAWAなどいくつものメーカーから発売されている。内径サイズの違いでいくつかバリエーションが用意されている。

 ツイストケーブルクリップはギリシャ文字の「Ω」に似た形をしていて、使い方はいたって簡単。輪を広げてケーブルを挟み、両端の球状になっている部分をクロスさせて輪を閉じる。

ツイストケーブルクリップの使い方
使い方はいたって簡単。コードを挟んでクロスさせるだけ。

結束バンドだとバンドを穴に通すステップが面倒だったり(シリコンタイプだと素材同士が引っかかって手こずったりする)、マジックテープだとゴミを挟んだりすることもあり、小さなストレスを感じながら使うこともある。ツイストケーブルクリップは使うときも外すときもステップは少なく、汚れたら洗うのも簡単だ。

ツイストケーブルクリップの内径はメーカーやラインナップによって異なるものの、概ね1cm~3cmの間でバリエーションが用意されている。

初めて買ったのは最大内径16mmのものだったが、ノートPCの電源ケーブルや、LANケーブル、USBケーブルなど、ピッタリ適応するものが多かった。内径11mmのものも購入したが、そちらは有線イヤホンのケーブルを束ねるのに使えた。

ツイストケーブルクリップとノートPCの電源ケーブル
内径16mmのツイストケーブルクリップでノートPCの電源ケーブルを束ねたところ。
ツイストケーブルクリップとLANケーブル
内径16mmサイズでLANケーブルを束ねたところ。
ツイストケーブルクリップとWebカメラ
内径16mmサイズでWebカメラのUSBケーブルを束ねたところ。
ツイストケーブルクリップと有線イヤホン
内径11mmサイズで有線イヤホンのコードを束ねたところ。どのメーカーもカラバリは白しかないっぽいので黒も欲しい…。

ツイストケーブルクリップはケーブルを束ねる以外にもアイデア次第で用途が見つかりそうだ。例えば壁面用掲示ホルダーの連結にも使えたりする。値段も手頃で1パッケージに20個程度入っているので一つ購入しておくと何かと便利だ。

ツイストケーブルバンド 内径:18.6mm 20個入

ツイストケーブルバンド 内径:18.6mm 20個入

137円(03/29 00:05時点)
Amazonの情報を掲載しています
ツイストケーブルバンド 内径:11.3mm 20個入

ツイストケーブルバンド 内径:11.3mm 20個入

120円(03/28 19:49時点)
Amazonの情報を掲載しています
]]>
PowerPointのコピペで動作が不安定になるときの対処法 https://jiyumemo2.com/2022/08/windows-powerpoint_troubleshooting.html Thu, 11 Aug 2022 04:38:33 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=10814 Windowsの「設定」を見直してPowerPointの動作を安定させる

PowerPointでコピペを使ってると突然謝ってくる件

 Windows版PowerPoint(Microsoft 365を契約しているので定期的に最新版にバージョンアップされている)でファイルの編集中に、コピーアンドペーストを繰り返していると、「申し訳ございません。問題が発生し、PowerPointの動作が不安定になっています。プレゼンテーションを保存してPowerPointを再起動してください。」というポップアップが表示されることがある。

PowerPoint使用中に突然表示されるエラー
PowerPointでコピペ作業を繰り返していると動作が不安定になることがある。一度このメッセージが表示されると頻発するように。

メッセージ通りにファイルを保存し、PowerPointを再起動して編集を再開すると、特に問題なく保存できてはいるのだが、この現象は一度発生すると、ファイルを開き直してもすぐに再発する。

同じようなファイルの作成をキングソフト WPS Office Presentationで行うこともあるが、こちらはコピペを繰り返しても不安定にはならず、PowerPointより快適に作業が行える気もしてくるくらい。

とはいえ、OneDriveとの連携も便利ではあるので、コピペに関する設定を見直していると、不具合に関係ありそうな部分が見つかった。

「クリップボードの履歴」は使ってなければオフにしてしまう

 Windows10/11に搭載されている「クリップボードの履歴」機能をオフにするとPowerPointでコピペを繰り返しても「申し訳ございません~」メッセージが出ることはなくなった。

「クリップボードの履歴」機能は、過去にコピー/カットしたテキスト、画像などを複数記憶しておき、クリップボードから保存された素材を選択して貼り付けることができるというもの。Windows10の途中から導入され、「Windows」キー+Vでクリップボードウィンドウを表示できる。本来、便利な機能であるが、知らない人は知らない機能ではあるので、オフにしても影響は大きくないだろう。ここではとりあえずPowerPointの動作が安定することを優先する。

Windows10 / 11の「クリップボードの履歴」画面
Windows10 / 11に搭載されている「クリップボードの履歴」機能。過去にコピーした情報を複数記憶してくれて本来便利な機能ではあるのだが…

「クリップボードの履歴」機能のON/OFF操作はWindows10/11の「設定」アプリから行う。

「設定」アプリを起動し、「システム」を選択、「クリップボード」を選択し、「クリップボードの履歴」にあるトグルをOFFにする。これでPowerPoint上でのコピペ由来の不具合は解消する。

Windows11の「設定」アプリの画面
「設定」アプリを起動し「システム」>「クリップボード」へ進む。(画面はWindows11)
Windows11の「クリップボード」設定画面
「クリップボード」の設定画面にある「クリップボードの履歴」をオフにする。

現在WindowsもOfficeも頻繁にアップデートが配信されているので、どこかの段階でこの不具合は解消されるかもしれない。Microsoft公式の解決策ではないが自分の環境(Windows11 + Microsoft365)ではこれで安定して使えるようになった。PowerPointを使っていて同じ問題で悩まされるときはお試しあれ。

]]>
Windows版Netflixアプリで「配信中のはずのエピソードが表示されない」ときの解消法 https://jiyumemo2.com/2022/07/windows-netflix-app_troubleshooting.html Wed, 27 Jul 2022 17:00:46 +0000 https://jiyumemo2.com/?p=10807 Netflixアプリの不具合はOS側から直す

稀にアニメ、ドラマのエピソード一覧画面の表示がおかしくなる

 Windows版のNetflixアプリで稀にアニメ、ドラマのエピソード一覧画面で「配信中のはずのエピソードが途中から表示されない」不具合が発生することがある。最近も起き、解消法を見つけたのでメモしておく。

Windows版Netflixアプリ
WindowsではNetflixはWebブラウザのほかに専用アプリから利用できる

症状としては「エピソードが途中から表示されず、表示されてないエピソードを直接再生できない」「エピソードが1話しか表示されない」「表示されているエピソードを再生し、(一覧に表示されていなかった)次のエピソードの自動再生では問題なく再生される」というもの。

Windows版Netflixアプリのエピソード一覧画面
番組のエピソード一覧画面で「配信中のはずのエピソード」が表示されないときがある。今回この不具合が発生した番組の場合、この時点では本来は4話まで配信されていたのだが、1話しか表示されていない。※ただし、再生画面で(ここで表示されていない)次のエピソードは再生できる。

この症状はWindows10でもWindows11でも発生し、Netflixアプリの過去バージョンでも起きたので特定のバージョンに限ったものではなさそう。また、一つのタイトルでエピソードの非表示が発生したからといって、他のタイトルで同様の不具合が発生しているわけでもなく、発生頻度は多くない(今回不具合に気付いたのも約2年ぶり)。

対処法としては別の端末(iPhone、Android)で再生する、Webブラウザから利用することもできるが、解決はしないし不便だった。

今回はアプリの再インストールを試そうとしたのがきっかけで解消法を見つけた。

アプリの「リセット」はNetflixアプリではなくOS側から

 エピソード一覧画面の不具合はNetflixアプリの「リセット」によって解消した。このリセット操作はNetflixアプリから行うものではなく、OS側、Windows10/11の「設定」アプリから行う。

「設定」アプリを起動し、「アプリ」を選択、「アプリと機能」を選択、「アプリの一覧」からNetflixアプリを見つけたら、右端のメニューボタンをクリックする。「詳細オプション」をクリックし、次の画面で「リセット」にある「リセット」ボタン(「このアプリがまだ正しく機能していない場合は、リセットしてください。アプリのデータは削除されます。」の下)をクリックする。

Windows11の「設定」アプリ
「設定」アプリを起動し「アプリ」>「アプリと機能」へ進む。(画面はWindows11)
Windows11の「設定」アプリ一覧画面
「アプリと機能」のアプリ一覧画面にある「Netflix」アプリのメニューから「詳細オプション」を選択する。
Netflixアプリの「リセット」操作
「リセット」欄にある「リセット」ボタンをクリック。
リセット操作の確認画面
確認のポップアップが表示されるので「リセット」をクリックする。

リセット後、再度Netflixアプリを起動するとログイン画面が表示されるので再度ログインを行う。先程まで不具合のあったタイトルを再度表示すると、正しく配信中の全エピソードが表示されるようになっている。

Windows版Netflixアプリのログイン画面
再度Netflixアプリを起動し、再ログインする。
Netflixアプリの不具合が解消された
不具合のあったタイトルを再度表示すると、配信中の全エピソードがちゃんと表示されている。

アプリのリセットを行うと、アプリのデータ量が減っていたので「キャッシュ容量が満杯になると配信情報が更新できなくなる」のかもしれない。アプリの再インストールでも直るだろうが、リセットを行うことで再ログインは必要になるものの、Microsoft Storeから再度Netflixアプリを探す手間は省ける。同様の不具合に遭遇された際はお試しを。

]]>