ジユウメモメモ

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イケメンだったらズルしてもいいのかよ!「リミットレス」

 「リミットレス」を観た。脳の力を覚醒させる薬を飲んだ男のサクセスストーリー。だけども・・・。(以下ネタバレあり)

ストーリー

 作家のエディは出版契約は結べているものの、筆が進まず怠惰な生活を送り、恋人にも愛想を尽かされしまう。そんなときに元恋人の弟のヴァーノンと偶然再会し、製薬会社の社員となっていた彼から「脳の能力を100%発揮できる」という薬を手渡される。エディは半信半疑ながら薬を飲むと、過去の記憶が蘇り記憶力も活性化し、一晩で本を書き上げてしまう。後日薬を求めてヴァーノンの部屋を訪れると、ヴァーノンは何者かに殺害されてしまう。現場で大量の薬を見つけたエディはそれを使い作家として成功すると、金融業界に進出し、成功を続けていく。しかし彼を付け狙う人物がいた・・・。

それは正義のためか私欲のためか

 ここからはネタバレを含んで。

 エディは薬の力で荒稼ぎをして、その最中で数人犠牲を出し、自衛のためとはいえ殺人まで犯したのだから、見ているこちらとしては「うまく乗り切って逃げ切れ!」と応援したくなるというよりは「最後にどんな報いを受けるのだろうか」というお話の終わり方を楽しみに見ていたのだけど、こともあろうか”チートに対するペナルティ”を受けないまま(「これまで薬を手にしてきた人間は死んでいる」「薬を急に断ったら死ぬ」とか警告はあるのだが)映画が終わる。この処罰なし、という終わり方はこの映画の弱点だと思うし、その点のために「面白い!」と言い切れない。

 途中で寄りが戻った恋人に薬のことがバレても、「もう少しだけ、もう少しだけ、」と飲み続け、最後には政界にまで進出しようとしている。その目的が賢くなった脳の力を使って世界の問題を片付ける気なのか、それともさらなる金儲けのためなのか(「薬を飲み過ぎて脳が進化した」といった旨のセリフがあるのでもう断てているのかもしれない)。劇中に反省したようなシーンがなかったのでもしかすると後者なのではないかとの印象が強くなり、となるとますます感情移入できない。チーターが処罰から逃げ続け逃げ切ったのだ。イケメンだったら何してもいいのかよ!

「特攻野郎Aチーム」でブラッドリー・クーパー見て「人気出るだろうなー」と思ってたけどやっぱりカッコいい。Aチームの続編とか作って欲しいのだけど・・・。

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