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Push2TV PTV3000

Kindle Fire HDXの画面を大画面で見たい! Push2TV PTV3000

Kindle Fire HDXの画面をモニタに出してみたい

※本記事は2013年発売・Fire OS 3.x”Mojito”搭載のFire HDXタブレットとの組み合わせでのレビュー記事です。2014年発売のFire OS 4″Sangria”搭載のFire HD6/7はMiracast機能が省かれていますのでご注意ください。2014年版Fire HD6/7については「Amazon HDMIアダプタ」を使用することでテレビ・モニタへ画面を出力できます。新しいAmazon FireタブレットはUSBもHDMI出力も!気になる魅力仕様

 Kindle Fire HDXが届いてから、Huluを見るのに使うのはPCからKindleになった。ブラウザを立ち上げることもなく見たい時にすぐ見られるし、Snapdragon800のおかげで高画質モードを選んでも普通に再生できる。

ならば、そのときにKindleが大きなモニタに繋がったらいい。Miracast(ミラキャスト)に興味があったので、ネットギアのワイヤレスディスプレイ用テレビアダプター「Push2TV PTV3000」を購入。初回のファームウェアアップデートだけ、PCに不慣れな人にはハードルが高いかもしれないけれど、ちゃんと動いた。

Push2TV PTV3000

Push2TV PTV3000

持ち運びにも便利なコンパニオンデバイス

 MiracastとはデバイスとHDMIを備えたモニターを、WiFiを介して直接繋げる技術。Push2TVを選んだ決め手は、AmazonがKindle Fire HDXの周辺機器として紹介していたこと。

PTV3000自体はカードサイズでコンパクト。だがパッケージが恐ろしく開けづらい。固い樹脂でできていて、背面に「EASY OPEN」と指をひっかけるところがあって、予め外れやすいようになっているのだけど、樹脂そのものが固いので割れやすく、役に立っていない(下敷きを素手で割る作業そのものだ)。店頭でぶら下げて陳列できるように、だろうけど、紙の箱でいいんじゃないのか。開封作業だけは物凄いストレスだ。

Push2TV PTV3000

全然”EASY”じゃないパッケージ・・・

パッケージ内容はPTV3000本体と、USB電源アダプタ、mini-USBケーブルと簡易な説明書。スマートフォンやタブレットを持っている人は大抵USB電源アダプタを持っているし、PTV3000がmicroUSB対応だったらスマホのケーブルが流用できるし、もっと簡素にしても良さそうに感じる(動作を保証しなければならない、というのもわかるけれど)。

Push2TV PTV3000

Push2TV PTV3000本体と付属品

PTV3000の端子部分はmini-USBとHDMIの2ヶ所のみ。ボタンはリセットボタン一つだけ。いたってシンプル。

Push2TV PTV3000

Push2TV PTV3000のボタンと端子

サイズは名刺ほど(写真はiPhone5sと並んでいるけれど、iPhoneとは繋がらない。iPhoneの画面をモニタに出すにはAppleTVが必要)。

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iPhone5sとPush2TV PTV3000のサイズ比較

出荷時のファームウェアによってはPTV3000を認識しない

Push2TV PTV3000

Push2TV PTV3000の電源を入れたところ。英語で「接続準備完了」と書いてある。が・・・

 モニタとPTV3000をHDMIで繋げ、電源を入れると、「接続準備完了」や「ファームウェアアップデートの手順」といった画面が数秒おきに表示される。それでは早速、とKindleの設定画面から「ディスプレイとサウンド」>「ディプレイミラーリング」と進めると、機器検索中のまま、いつまで待ってもPTV3000が表示されない。どうやらPTV3000の出荷時のファームウェアが古いと、Kindleから見つけられないようだ。付属の紙に書かれた通りにネットギアのサイトから新しいファームウェアを適用する。

Push2TV PTV3000

KindleがPTV3000を認識しない

 PTV3000のファームウェアをアップデートするには、ネットギアのサイトから最新ファームウェアをダウンロードして、PTV3000にアップロードする必要がある。自宅のPCは有線LANでネットに繋いでいるため、KindleのSilkブラウザからダウンロードしてPTV3000にファイルをアップロードした。

参照リンク NETGEAR:PTV3000商品ページ(ファームウェアダウンロード)

Push2TV PTV3000

PTV3000のファームウェアは日本のサイトからもダウンロードできる。

ダウンロードしたファームウェアは.zipファイルになっているので、アップロードする前に解凍しておく。一度.zipのままアップロードしたところ成功しなかった。ファイルの解凍には「Yahoo!ファイルマネージャー」を使用した。

参照リンク NETGEAR:PTV3000ファームウェア・アップグレード手順

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PTV3000のボタンを押し続けるとWiFiネットワークに「Push2TV」が表示される

ファームウェアのファイルが用意できたら、PTV3000のボタンを5秒間押し続ける(ボタンが薄くちょっと固いので強めに押すとうまくいく)と、KindleのWiFiネットワーク画面に「Push2TV」と表示されるのでそれを選択。Silkブラウザで任意のサイトに繋ごうとすると、PTV3000のファームウェアアップロードの画面が表示される。「参照」を選択して、事前に解凍しておいた.sbinファイルをアップロードする。アップロードできたら自動で更新作業が始まるので完了するまで待つ(数分かかる)。

Push2TV PTV3000

事前に解凍しておいたファームウェアをアップロードする

ファームウェアが完了すると、Kindleのディスプレイミラーリングの画面に「Push2TV PTV3000」が表示されるようになる。選択すると、モニタにKindleの画面が表示される。

Push2TV PTV3000

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遅延はやや有り、nasneの録画番組は表示できない

 やはり無線を使ってのミラーリングとなるので、遅延はややある。Kindleのホーム画面でスライダーを動かすと、アイコンの動きが少しコマ落ちしたように見える。なんとなく”エミュレーターで動かしているような感じ”がする。それでも動画を見ているときは意外と気にならず、HuluやYoutubeの高画質動画を大きな画面で楽しめるようになった。

Push2TV PTV3000

Push2TV PTV3000

PCではなく、Kindleを使って大きな画面で動画を楽しむという目的は達成できたけれど、ただ一つ再生できない動画があった。TwonkyBeamだ。nasneで録画した番組をMiracastで見ようとすると、「Wi-Fi Directを使用した接続では保護コンテンツにアクセスできません」というダイアログが表示され、画面は真っ暗になってしまう。ライブチューナーも同様に表示されない。Huluもnasneの動画も見られたらいいなと思っていたので半分残念。

Push2TV PTV3000

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ImpressのPTV3000のレビュー記事には、富士通のARROWS AではDiXiM Player経由で保護コンテンツを再生できたとあるのだけど、Android版のDiXiMは端末メーカーのプレインストール用となっているため、Kindle向けにリリースされていないので試すことができない。PTV3000のファームウェアによるところなのか、TwonkyBeamの仕様によるところなのかわからないけれど、今後の両製品の更新で再生が可能になるか、Kindle Fire HDX向けにDiXiMがリリースされるのを気長に待つほかなさそうだ。

NETGEAR Space by Impress Watch:対応機種が増加し、Wi-Fi同時接続も可能に Miracast/WiDi対応ワイヤレスディスプレイアダプター 「Push2TV PTV3000」

Miracast対応機器としてPTV3000はやや安価な商品なので、Kindleのミラーリングを試してみるのにいい商品だ。Officeアプリなどの画面も大きく使えるので、Kindleでプレゼンをしようと思ったときも役に立つだろう(もっとも、そんなときはPCを使うだろうけど)。コンパクトで場所も取らないし、持っておいてもいいガジェットだ(バッテリーも積んでいないし放おっておいても大丈夫)。

追記:2015年日本上陸のFire TV Stickは安価なMiracastアダプタの決定版となるか

 これまで日本には投入されていなかったAmazon版Chromecastとも言えるFire TVとFire TV Stickが2015年のAmazonプライム・ビデオ開始のタイミングで日本上陸。据え置きタイプのFire TV、スティックタイプのFire TV StickのどちらもMiracast機能を搭載している。それぞれHuluやNetflixを単体で再生できるので、Fireタブレットからわざわざミラーリングすることはないだろうけど、オフィスアプリを大画面に映すことがあるのなら、今から買うならAmazon純正のMiracastアダプタを選ぶのもいいかもしれない(Fire TV StickはPTV3000よりも安価)。2015年版のFire HDタブレットには再びMiracast機能が搭載されている。

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