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Huluで見られるハマるドラマ

リアル・バットマンはコスプレしない「パーソン・オブ・インタレスト」

「ダークナイト」のキャラクターを足して2で割ったら・・・?声を大にしておすすめしたい海外ドラマ

 ※Hulu、Netflix、Amazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスでは、コンテンツ配信スケジュール、コンテンツホルダーとの契約により、視聴可能なタイトルが変化するため、記事内で紹介しているタイトルの取り扱いが休止、配信終了となっている可能性があります。

我々は見られている
政府の極秘システム”マシン”によって常に監視されている
開発したのは私だ

「パーソン・オブ・インタレスト」オープニング

 Huluでドラマ「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット」を見始めてどハマり中(ドラマはAXN、BSフジ、日テレで放映中)。バットマンのような法の外で悪者を成敗していくビジランテものが大好物な人は絶対好きになる。コレは設定もキャストもストライクゾーンど真ん中。1シーズンあたりのエピソード数が多いけれど、ついていけるかもしれない。

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Huluで見られる超オススメドラマ

「ダークナイト・トリロジー」の脚本家とJ・J・エイブラムスがタッグを組んだ!

 9・11テロ後、アメリカ国内の電話、監視カメラの映像は全て”マシン”により政府に盗聴されるようになった。”マシン”は膨大な情報の中からテロの予兆を感じ取り、その情報は政府にもたらされるが、一般市民を対象にした犯罪は検知されても政府にとっては無用として扱われ、対象者は見捨てられてしまう。無用とされた対象者を救う決心をした”マシン”の開発者フィンチは、戦闘技術に長けた相棒として見つけた元CIAエージェントのリースとともに対象者(”マシン”が伝えるのは社会保障番号のみで、その人物が被害者なのか加害者なのかはわからない)を監視、保護する活動を開始する。というお話。

 大富豪の天才プログラマーと戦闘のプロフェッショナルが警察の目をかいくぐりながら自警活動・・・この設定はどこかで見たような。まるで「バットマン」のルーシャス・フォックスとブルース・ウェインを足して2で割ったような、さらにフィンチとリースの共同作業の関係はアルフレッドとブルースの関係にも重なる。”マシン”はまさに「ダークナイト」に出てきた盗聴設備の進化版のよう。これは「バットマン」のリ・イマジネーションだ。

「パーソン・オブ・インタレスト」の脚本家は「ダークナイト」3部作の脚本を手がけたジョナサン・ノーラン(プロデューサーは「LOST」「FRINGE/フリンジ」のJ・J・エイブラムス)。リアルなバットマンはコウモリスーツを必要としない。黒いスーツをビシッと決めて、銃を片手に街に溶け込む。

魅力的な2人の主人公

 「パーソン・オブ・インタレスト」は設定の面白さもさることながら、2人の主人公のキャラクターが魅力的。回を追うごとにより好きになっていく。

ジョン・リース:軍特殊部隊にもいた元CIAエージェント。類まれなる武器の知識、格闘スキルを持っている。恋人を殺されホームレスとなっていたがフィンチに発見され、協力を求められる。フィンチから「助けられるはずの人々を死なせない」チャンスを得られること、新たな生きる目的を与えられたことに度々感謝している。”謎のスーツ男”として自らを追う女性刑事カーターに対しては尊敬の念を抱いている。

俺たちは善人を守るため任務に付いたが
カーターはずっとそれを
他の対象者とは違う 失うわけにはいかない

第9話「カーター刑事」

リースを演じるのはジム·カヴィーゼル(白髪交じりになっててカッコいい!)。風貌がクリストファー・ノーランのバットマンを演じていたクリスチャン・ベールに似ていて、しゃべり方も落ち着いていて(あまり怒鳴るシーンが無い)ブルース・ウェインそっくり(日本でリメイクしたら西島秀俊が雰囲気合いそう)。フィンチに比べるとコンピューターにはそれほど詳しく無いがその代わり、危機対応能力に長けている。必要とあらば武器密売の現場に乗り込んで銃を現地調達したり、事件の手がかりを握る人物を足止めするために対物ライフルで車のエンジンを撃ったりと、即断即決でダイナミックな対応をとることも。この辺もブルース・ウェインっぽい(第1話で目出し帽を被って犯人の乗る車を止めるシーンを見たらもう、「掴みはオッケー」)。

ハロルド・フィンチ:大富豪の天才プログラマーで”マシン”の開発者。マシンが導き出した一般市民を標的とした犯罪から人々を救おうと決意するが片足を悪くしており、諜報技術と戦闘技術に長けた人物を探していた。多くの映画やドラマでプログラマーと聞けば、引きこもりで臆病な人間をイメージしがちだけど、フィンチは違う。度々挿入される過去のシーンではジョギングしている場面も多く、元々アクティブな人物だったことが伺える。

エッグ・ベネティクト
私のお勧めだよ

第5話「判決」

好奇心が強いところが彼の面白いところに見えたが、どうも違う。リースから銃の携帯を進められたり、護身術をアドバイスされたときには「よしてくれ」と暴力を拒むものの、リースのいないところで対象者に追手が迫ったときは身を挺して守ろうとしたり、事件の黒幕と思われる人物に身分を偽って直接対話しに行く。リースに危機が迫れば自ら車を運転して駆けつけることも。身の危険を感じても逃げようとはしないあたり、強い正義感の持ち主に見える。フィンチ自身は足のケガがなければリースを探すこともなく自分だけで活動する気でいたのかもしれない。フィンチを演じるのはマイケル・エマーソン(「LOST」も見てみようかな)。

見ている側が”マンネリの予兆”を察する前に新展開が重なっていく

 (形を変えた)刑事物ドラマで1シーズン23話ともなれば、一話完結で似たような展開の話が続いて、だんだんと飽きてきそうなものだけど、「パーソン・オブ・インタレスト」は、見ている側が「そろそろパターン化しそうだな」と感じる直前の絶妙なポイントで物語をドライブさせる要素を出現させる。

「毎話特定の個人を救う」話が続くのかと思えば、数話前で”何気ないただの名前”として出てきた人物がシリーズを通した強敵だったり、リースとフィンチを追う女性刑事が対象者としてマシンに選ばれてしまう回も。

それでも結局、元CIAのリースが戦闘スキルで事件を解決するんでしょう?と思い始めると、彼を追うCIAが現れてリースが負傷する。その次の回ではなんとリースが車いすに座って対象者の監視を行いフィンチがフィールドワークを行う(!)。

フィンチもフィンチでハッキング能力を活かして何でもお見通しでラクラク事件解決できるんだよなー、と思ったところで彼を翻弄させるライバルハッカーが出現、さらには元共同事業者の息子がマシンの存在に気付きつつあることがわかったり、と、1シーズンに2、3シーズン分の展開が詰め込まれているスピード感(これでもファースト・シーズンの半分までしか見てない!)。ドラマを見ながら作り手の天才っぷりに驚いているのは初めてだ。

マシンには限界が
我々が間違うのは承知の上だ
だが続けねば 次の番号が来る

奴を救ったせいでまた番号が増える

先は長いが、ついて行けるぞ!

 自分はこれまで、変人モルダーに憧れて「X-ファイル」にハマっては「毎週毎週ヘンテコ事件ばっかり起きるか?」と飽きてしまったり(”液体宇宙人”の出現で自分の中のリアリティ・ラインを突破されてしまってついて行けなくなった)、「24」にハマっても「まるでセガール」「まーた身内に裏切り者かー」とゲンナリしてしまったりと、海外ドラマを好きになれても、どこかで振り落とされてきた(「テレビドラマより映画!」な人間で、1シーズンの長さに怯んでしまう自分にとって「SHERLOCK」の1話90分、1シーズン3話っていう構成は素晴らしい発明だと思っている。)。

 でも、今見ているドラマのハマりっぷりは自分でも久しくなかった感覚。ひょっとしたら「パーソン・オブ・インタレスト」は長くてもついて行けるドラマかもしれない(アメリカではフォース・シーズンに入っているようで、となると45分×23×・・・計算はよしておこう)。

 「ダークナイト」が好きな人ならきっとハマる。第1話を見たらきっと続きが気になる。見たかったもう一つの「ダークナイト」のその後。おすすめしたくてたまらないドラマなのでぜひ1話だけでも。Huluも最高過ぎるので年末年始の連休の間にお試しあれ(公式サイトやWikipediaを見るとネタバレが目に飛び込んでくるので要注意!)。

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