ジユウメモメモ

当サイトは通販サイト・外部Webサービスへのリンクの一部にアフィリエイト広告を使用しています

あぁ、ファムケ・ヤンセンの無駄遣い「96時間/レクイエム」

リーアム・ニーソン主演の暴走パパシリーズ第3弾

 リーアム・ニーソンの暴走パパシリーズ第3弾「96時間/レクイエム」をユナイテッド・シネマ豊洲にて鑑賞。直前に未見だった2作目「96時間/リベンジ」を観たけど、「リベンジ」よりは面白かった。だけども。

 主人公ブライアン(リーアム・ニーソン)が妻レノーア(”レニー”=ファムケ・ヤンセン)殺害の容疑者となり逃亡しながら真犯人を突き止める、というお話。

「リベンジ」よりは面白い。が、

 アクションのできるハリソン・フォードの「逃亡者」。ブライアンを追う刑事ドッツラーがフォレスト・ウィテカーだったり(もう、見てられる!・笑)、ブライアンの元同僚のゴルフ仲間とのチームワークが見られたりと、個人的には嬉しい配役、シーンがあって楽しめた(ポルシェ凄い・笑)。

「リベンジ」が中盤まで”TAKEN”されず、後半もオンザレールな印象でいま一つに思えたのだけど、「レクイエム」は持ち直したと思えた。ただ・・・

 奥さん殺されちゃいかんでしょ!無駄に重いし、エンディング明るくしても手遅れ!「ダイ・ハード」でホリー死んじゃうようなものでしょ!カジュアルにショッキング過ぎる。シリーズに不要な暗さをもたらした。

ポップコーン食べながら楽しむアクション映画シリーズだとこっちが勝手に思っていたのが悪いのだろうか。ヨーロッパ・コープの映画(「トランスポーター」とか)ってそういうのじゃなかったっけ?ブライアンの戦いの動機付けとしては無理くり過ぎに思えてならない。レニーが殺された真相というのも、あまりに軽い。「リベンジ」で殺したアルバニア人の次男が復讐しにきたというのならまだわかるのだけど。大丈夫かリュック・ベッソン・・・。どんな顔をして映画館を出るのが正解なのか。

観たかったのはこんな「96時間2」?

 ではどんな続編だったらしっくりきたのだろうと考えみた。こんなストーリーではどうだっただろう。「リベンジ」と「レクイエム」が一つの映画で「2」だったら(120分くらいで)。

ストーリー

 (オリジナルの「96時間」から1年後)息子を殺されたアルバニアの組織(「リベンジ」に出てきた父親)はブライアンに復讐するべくロシア人の暗殺者を雇う(「レクイエム」のロシア人)。

ロシア人はレニーを誘拐し、ブライアンに銀行強盗をし、金を持ってくるよう要求する(ここでフォレスト・ウィテカーに追われながらのお話になる)、ゴルフ仲間の元同僚達の助けもあって現金の受け渡し場所にやってきたブライアン。レニーと現金の交換時に銃撃戦>格闘戦となり、なんとかロシア人を倒す。(ここまで90分)

ロシア人を雇ったのがかつて娘のキムを誘拐したアルバニア系犯罪組織だと知ったブライアンは、家族を守るためアルバニアへ行くことを決意。ブライアンに勝手に暴れられて国際問題になっては困るのでフォレスト・ウィテカーは「見て見ぬふりをするが君がアルバニアですることが明るみになれば合衆国が君を処分する」と告げる。

ブライアンは単身アルバニアに乗り込み(ここから”メタルギアソリッド”スタイルのステルスアクションで!)満身創痍になりつつもトロポヤのマルコの父を倒した後、彼を追ってきた元同僚達に助けられアメリカに帰国する・・・(ここでロシア人がアメリカにやってきてから96時間が経過する!)。

 ・・・と、こんな感じで。レニーが”TAKEN”されつつサイドストーリーとしての「ブライアンとアルバニア犯罪組織との戦い」も終結。家族の無事も保証されて完結できる。後出しジャンケンだけどダメかな(笑)。

「4」があってもいいと思うけど、「レニー・・・」って気持ちがつきまといそうだ。