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スティック?ベアボーン?超小型デスクトップPCが気になる。

大きく重いパソコンはもういらない?小さくても処理能力は十分…かも。

追記:Intel Compute Stickを購入しました。思っていたより”ちゃんとパソコン”です。レビューはこちら。

 長く使ってきたデスクトップのミニタワーPCが電源が入らなくなってしまい、ついに壊れた。

 Windows10もリリースされたし、プリインストールのPCも買えるし、買い替えにいいタイミングだ。さて、次はどのパソコンにしようか。

今はローエンドCPUでも、使っていたパソコンの何倍も速くなっているから、それらを搭載した小さなパソコンでいい。やることといえばPhotoshopでブログ用の写真の簡単なレタッチ、テキストエディタとWebブラウザがメインだ。4Kモニタを買うのももう少し後にするから、大きく重いタワーPCはいらない。処理速度はそこそこ、省エネで場所を取らないタイプでいい。

買い替え候補だったHPのStream Miniが夏に販売を終了してしまったのは予想外。かなり理想の構成だったのに。同じ形の上位機種だとちょっと予算オーバーだ。

そこで今目をつけているのが”スティック型PC”とOSインストール済みの”ベアボーンキット”ベースの小型PC。

「動画は専用デバイスで」なら買ってしまってもいい?Atom Z3735F搭載のスティックPC

 昨年後半に出たマウスコンピューターのm-Stick MS-NH1をきっかけに火が付いたスティックPCブーム。MS-NH1(Amazon / 楽天市場)と、続いて登場したインテルのCompute Stickを始めドスパラのDiginnos Stick(ドスパラ )、レノボのideacentre Stick 300らは仕様がほぼ同じで、CPUがAtom Z3735F(Bay Trail)、メモリが2GB、内蔵ストレージがeMMC 32GB(または64GB)。価格が1万円台前半から2万円ほどと数年前には考えられなかった安さなのが魅力。そして何より小さい。消費電力もmicroUSBで賄えるほど。

Bay Trail世代のAtomの処理能力は現実的なもので、Passmarkスコア上は数年前のメインストリームだったCore2 Duoと肩を並べている。壊れたパソコンのPentium 4 2.6GHzの3倍速いスコアだ。

 しかし”超”小型ゆえ発生する熱の逃げ場がほとんど無いようで、搭載されているAtom Z3735Fはベース周波数が1.33GHz、バーストモードで1.83GHzまで上がる設計になっているのが、ほとんどのスティックPCでバーストモードがデフォルトでOFFに設定されている(ファン付きタイプでバーストモードがONになっているものもある)。そのため同CPUを搭載しているタブレットと比べると、ベンチマークは少し劣る。

スティックPCに動画再生が荷が重い処理ならば、それらはChromecast、Nexus Player、Apple TV、Amazon Fire TVなどに任せてしまうという手もある。そうすればブログ更新やオフィスソフトでの作業なら十分間に合うだろう。

 Cherry Trail世代の新しいAtomが搭載され、デザインもスタイリッシュなASUSのVivoStick(100ドル台で登場されると言われている)も気になるけれど、こちらはフルサイズのUSB2.0ポートが2基(その後USB3.0ポート1基、2.0ポート1基に変更されたようです)備わるのと引き換えにmicroSDカードスロットが省かれている(ASUS VivoStick TS10 スペックシート)。Cherry Trailで強化されるのは主にGPU部分と言われ、その他のスペックはメモリ2GB、eMMC 32GBと、Atom Z3735F世代とほぼ同じ。デザイン優先でなければZ3735F搭載のものを購入してしまってもいいかもしれない。

Atom Z3735F世代のスティックPCには共通して「Wi-FiとBluetoothを同時使用すると電波が干渉する」という不具合を抱えているので、購入時は合わせて有線LANポート付きのUSBハブを購入したい。

小さいのがいいけど放熱性を犠牲にするほど小さくなくてもいい>NUC対抗PCが魅力的!

 スティックPCは超小型なのは大きな魅力なれど、犠牲になっているものも少なくない。メモリ搭載量とUSB3.0だ。一回り大きくていいから拡張性を、と考えたときに魅力的に見えるのが”NUC”クラスのベアボーンキット。

 NUC(Next Unit of Computing)とはインテルが提唱している小型PCフォームファクター。CeleronからCoreプロセッサを搭載して十分な処理能力を確保した上で、省スペースな小型PCを実現している。売られ方が”ベアボーン”と呼ばれる「半完成品」となり、マザーボードとCPU以外はユーザーが揃える必要がある。そのためメモリやストレージ、OSなどをあわせると価格はコミコミ5万円前後。それにユーザーにOSインストールのスキルも必要されるため、ちょっと敷居の高さを感じさせる。

NUCサイズのPCはインテル以外のメーカーも参入していて、それらもベアボーンキットとして販売されることが多いのだけど、中にはメモリとストレージを搭載し、OSもプリインストール済みの、「買ってすぐ使える」完成品モデルも用意されているものがある。その中で気になるのがECS LIVA X2とASRock Beebox。どちらもCeleron機となるけれど、価格も安く、省エネ優先ならとても魅力的だ(価格は少し上がるけれど、スペックは買い損ねたHP Stream Miniに近い)。

前世代モデルからグッとおしゃれになったECS LIVA X2

 LIVA X2(リバ・スクエア)は超小型PCとして人気だったLIVA MINI PC KIT(Windows8.1 with Bingのプリインストールモデルがあった)の後継にあたるモデル。前世代機はいかにもプラスチック然とした四角い箱だったのが、X2は一転スタイリッシュな外観に(このデザインのまま黒とかシルバー塗装のモデルも見てみたかったなぁ)。

 CPUはCeleron N3050。”Braswell”と呼ばれるAtom系のモバイル向けの新型CPUで2コア2スレッド、クロック周波数1.6GHz、バースト時で2.16GHzまで上がる。Bay Trail世代には無いH.265の動画再生支援機能も備わるので動画配信サイトをよく利用するときに心強い。メモリは交換不可で2GBまたは4GB。ストレージがeMMC 32GBまたは64GB。メモリ4GBモデルはストレージが64GBのみとなる。消費電力は最大でも約21W。

スティックPCと比べたときの強みはUSB3.0のポートが3つ備わることと内部にM.2スロットが備わること、5GHz Wi-Fi(802.11ac)にも対応しているところ。外付けハードディスクやUSBメモリも高速なまま利用できるし、内蔵SSDを増設することも可能となる。インストールされるWindows10は64bit版。使えるアプリも多い。

メモリ増設可の拡張性が魅力のASRock Beebox

 ASRockのBeeboxもNUCサイズのベアボーンキット。OS無しモデルの他にWindows10プリインストールモデルが用意される。OSプリインストールモデルはメモリが2GBとなるが増設が可能なので様子を見ながら使えばいい。

スペックはLIVA X2に重なる部分が多く、Braswell世代のCeleron、eMMCストレージ、USB3.0ポート、802.11ac対応となる。LIVA X2と異なるのは4コア4スレッドとなるN3050の上位版のCeleron N3150が選択可能、メモリの交換・増設が可能、内部ストレージの拡張がmSATA接続となる、USBポートの一つに最新のUSB3.0 Type-Cを備えるところ。USB Type-CはMacやAndroidスマホにも使われ始めた。そちらが主流になっても長く使えるだろう。

高いPCを5年使うか安いPCを3年毎に買い換えるか

 壊れたパソコンは購入時約15万円ほどした記憶があるけどそれが10年近く普通に使えていた。もし、これからまた10万円オーバーのデスクトップPCを購入したら同じくらい長く使えるかもしれない。

でもPCI-Expressカードが付いていて拡張性があったとして、ボードを追加するだろうか。光学メディアも映画はどんどん動画配信サービスの方が主流になっていくし、記録メディアはUSBメモリのコスパがどんどん大きくなってくる。最後にDVD-Rを使ったのはいつだろう。そのがらんと空いたスペースと、大きなパーツは本当に必要だろうか…?

安心して長く使える大きなPCもいいけど、省エネ、省スペース優先でそのときのそこそこスペックのPCを2年、3年で買い換えていくのも面白いかもしれない。

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