iOS9対応の3Dサラウンド音楽アプリ Boom for iOS

TxDOLBY Music Playerの代替アプリにおすすめのミュージックプレーヤー

　iPhoneで音楽をじっくり聴くときに、サラウンド効果を楽しめるTxDOLBY Music Playerを使ってきたのだけど、アプリのアップデートは終わり、いつの間にかAppStoreからも消えていた。インストール済みのアプリもiOSのバージョンアップが続けばいつかは使えなくだろう。そこで、代わりになりそうなアプリを探していたところ、代替アプリにピッタリのアプリが見つかったのでご紹介。

擬似3Dサラウンド効果を楽しめるミュージックプレーヤー

　Boom for iOSはTxDOLBY Music Playerと同じく、iPhone内にある楽曲をサラウンドで楽しめるアプリ。ヘッドホンまたはイヤホンを繋げた状態で使うと、擬似的に7チャンネルのサラウンド効果で音楽が立体的に聴こえる。

インターフェースは全て英語ではあるものの、操作方法はそれほど難しくない。アプリの初回起動時はチュートリアルで操作方法が表示されるので、それに沿って操作すれば、一通りの使い方を学習できる。

　最初に行うのはiPhoneに接続している機器を指定すること。、再生画面の左上の「Settings」からヘッドホンのタイプ（「On-Earヘッドホン」「In-Earイヤホン」「In-Canalイヤホン」「Over-Earヘッドホン」の4つから）を設定する。

楽曲の選択と再生は画面左下にある音符のアイコンから。再生中は画面中央の円がシークバーとして機能するので、なぞると移動できる。

サラウンド機能を有効にするには画面下中央のアプリと同じアイコンをタップする。「3Dサラウンド」「イコライザー」「エフェクトの強さ」の3つの設定ができ、イコライザーは「AUTO」を含め22種類から選択が可能。

TxDOLBY Music Playerと比べると、Boom for iOSはサブウーファーがちょっと強すぎるように感じられ、長時間音楽を聞き続けると頭が痛くなってくるかも（さすがドルビーということなのだろうか？）。重低音を弱くしたいときは「Intensity」を下げるか、サラウンド機能の設定画面の3Dサラウンド項目の右側にあるスピーカーのアイコンをタップして、サブウーファーをオフにするといい。

iOSに組み込んで欲しいサラウンド機能

　TxDOLBY Music Playerの代替アプリが見つかったのは良かったけれど、Boom for iOSもいつまでリリースが続くのかはわからない。サラウンド機能のオンオフを繰り返すとサラウンドなしでは物足りなく感じてしまうようになる。「デベロッパー次第でいつか使えなくなる心配」は付きまとうので、願わくばiOSの標準機能にサラウンド再生機能を取り入れて欲しい。ハイレゾに対応するより違いがわかりやすくてコストもかからなくていいのでは…？（イコライザはApple製の「ミュージック」アプリにも備わるが都度「設定」から選択しなければならず、使いやすいものではない。）

追記：バージョンアップで日本語UIで使えるように！

　その後、Boom for iOSのアップデート（バージョン1.0.3）でUIが日本語対応に。使いやすさそのまま、フレンドリーに。よりおすすめしやすくなった。