ジャケ買いしたジャズのCDが当たりだった。Manhattan Jazz Quintet「I Got Rhythm」
映画きっかけでジャズアルバムを買ってみる
「ジャズは分からん」
「音が微妙にズレて 計算してない即興プレーになる」
「今夜のように?」
「コラテラル」
お気に入りの映画の一つの「コラテラル」にはジャズバーで二人の主人公がこんなやりとりをするシーンがある。そのシーンではマイルス・デイヴィスの「スパニッシュ・キー」が演奏されている。その曲が好きで、ジャズにちょっとだけ興味があった。
だけど、ジャズに関する知識は全く無い。どのアーティストから聴けばよいのやら。YouTubeでマイルス・デイヴィスの曲を探して聴いてみても、なんだか違う(「スパニッシュ・キー」みたいなかっこいい感じの曲ばかりだと勘違いしてた)。
そして今日、たまたま足を運んだタワーレコードで、ジャズのCDを買う気になった。1枚1000円、という値段と、ジャケットがシンプルで、使われている写真も「あ、いいな。」と思った。アーティスト名は「マンハッタン・ジャズ・クインテット」。聞いたことのない名前だけど、”マンハッタン”という言葉の響きもなんだかいい感じだ。ハズレでもいいや、とレジに持っていった。
”日本向け”の聴きやすいジャズバンド「マンハッタン・ジャズ・クインテット」
早速iTunesに登録。聴いてみるとこれが当たり。「スパニッシュ・キー」のような”攻め”を感じさせる曲は無かったけど、”ジャズっていいな”と思わせてくれる曲ばかり。アルバムのタイトルにもなっている1曲目の「I Got Rhythm」は朝の目覚ましに合いそうな曲。1日の始まりにもってこいだ。7曲目の「Breezin’」は1日の真ん中に聴きたい曲。この曲を聴きながらコーヒーを飲むのはいいなぁと思ったり。喫茶店でこんな曲がかかっていたらお気に入りのお店になりそう。最後の「Feel Like Makin’ Love」は眠る前に聴きたい曲。とても落ち着いた印象だ。
何も映画で聴いたような攻撃的な曲を求めないでも。陽気な曲も落ち着いた曲もジャズなのだ。次もマンハッタン・ジャズ・クインテットのCDを買おうかな。そしていずれはマイルス・デイヴィスを。
Wikipediaで見てみたら、マンハッタン・ジャズ・クインテットはもともと日本向けに結成されたバンドらしい。聴きやすいと感じたのはそのこともあってなのだろうか。