ジユウメモメモ

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ネタばらし早いよ!レイ・リオッタ主演「フェイクシティ 2」

 「フェイクシティ 2」を観た。前作はキアヌ・リーヴス主演の「法からはみ出してでも悪人を処罰する警官」のお話だったので、そういうお話のシリーズなのだろう、しかも主演はレイ・リオッタとくればそれはそれは重量のある映画のはず・・・。じゃなかった。(以下ネタバレあり)

「市民を守るためには法を破るしか無い」みたいなこと言ってるんだけどな・・・。

ストーリー

 デトロイトで警官が殺される事件が発生。かつての相棒だった麻薬捜査課のマーティー(レイ・リオッタ)は志願して刑事課の若手刑事ダンと組み事件を担当することになる。捜査が進むにつれ殺された警官は汚職に関わっていたことが判明するが、彼と繋がりのある麻薬捜査課の刑事が次々と殺されていく。ダンは彼らとの繋がりがあったマーティーに疑惑の目を向けるが・・・。

30分ちょっとでネタばらしされる件

 「新しい相棒と一緒に殺された仲間の犯人を突き止める」というこの部分では前作の「フェイクシティ ある男のルール」と同じではあるけれど、場所も登場人物も一新されていて、さらに、もうネタバレになってしまうのだけど、30分を過ぎた当たりで犯人がわかってしまうのだ。それも見ている側の予想通りレイ・リオッタ。もうなんで「2」なのかがわからない。「法からはみ出してでも悪人を処罰する警官」シリーズではなくて、「汚職警官」シリーズなのか?続かないよねもう。

 続編って言い張ってるだけ、というのがバレてしまったものの、レイ・リオッタが出てるだけに(威圧感が凄くて)お話そのものは最後まで飽きずに見られる。「フェイクシティ」と名が付いているから違和感があるけれど、レイ・リオッタが善人じゃ無かったバージョンの「NARC」みたいだ。カラーコレクションで絵を暗くしていたら印象が違っていたかもしれない(デトロイトが舞台になっているけれどビデオで撮ったままな色鮮やかな映像になっていてそんなに荒んでいる印象があまりない)。ダンが最後に取った行動は予想を裏切ってくれて、「後のキアヌである。」という終わり方だったら面白いかも。ダンを主人公に後1作あったら見てみたい。見たかったのは「俺が必要だろ?目障りだが必要なデカだ」って言っちゃう警官の物語だ。

それにしても「今日から彼と組んでもらう」と言われて横にレイ・リオッタやってきたらビビるだろうな・・・。

フェイクシティ2
原題 Street Kings2:Motor City
時間 93分
監督 クリス・フィッシャー
キャスト レイ・リオッタ、ショーン・ハトシー