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圧倒的で、完璧なエンディング!「ダークナイト ライジング」

”伝説が、壮絶に、終わる。”

 今年一番見たかった映画「ダークナイト ライジング」をIMAXシアターで見てきた。

 ”伝説が、壮絶に、終わる。”のキャッチコピーも、観た人が言う「完璧なエンディング」も嘘じゃなかった。テンションの高まる圧倒的なアクションシーンの連続と、バットマン復活のドラマ、市民の中にたくさんヒーローがいること。「ダークナイト」に縛られること無く、素晴らしいハリウッド大作を大きなスクリーンで見れた幸せ。「良き時代のハリウッド映画のワクワクを復活させる」と豪語していたノーランの有言実行。恐ろしい映画監督がいるものだ。

 これまで「バットマンが何をしているのかよくわからない」と言われることもあった格闘シーンも、俳優とカメラの距離がとられていてよく見えるし、バットポッドの車輪が横方向に回転するのもじっくり見せてくれる。「ダークナイト」は緊張感が張り詰めていてどっと疲れたけど、「ライジング」はスケールの大きさに圧倒されて疲れる(「ダークナイト」が”ジェットコースター”なら「ライジング」は”花火大会”のような感じ)。もちろん、どちらもそれが心地よいのだけど。

いくつか気になる点はある。劇中ベインが市民に「世界のコントロールを取り戻せ!」と決起を促し、その後市民による富裕層に対する襲撃が描かれるのだけど、その前に「市民が格差に対して不満を溜め込んでいる」という描写が無いので戸惑ってしまう。冒頭にテレビのニュース画面ででもそういう雰囲気を見せたら良かったかもしれない(犯罪予備軍を強引にでも収監できるらしい「デント法」があるとはいえ、格差が広がっていて「今は平和のときだ」と言わせると、それもまた矛盾を感じさせるのでさらに修正が必要になるけれど)。それでも王道の、”英雄の復活”のお話なので、大きなスクリーンと大きな音で見ている間は、それをものともしない力強さがある。

「ビギンズ」からそうだった。コミックっぽいところを細かく設定を用意することでリアルに感じさせ、現実世界でできそうなことをちょっとオーバーに見せる。フィクションを現実に近づけ、リアルを誇張して”映画”に昇華させる。ティム・バートンのバットマンも、ジョエル・シューマッカーのバットマンも嫌いじゃなかったけれど、待ち望んでいたのはリアルなバットマン。「メメント」の監督がバットマンを監督したのは、クリスチャン・ベールがブルース・ウェインを演じたのは、リアルでダークなバットマンを描く許可が与えられたのは、一体どれだけの確率だっただろうか。本当に幸福な組み合わせだ。

ダークナイト ライジング(字幕版)

ダークナイト ライジング(日本語吹替版)

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