「攻殻機動隊S.A.C. 完全設定資料集MAXIMIZED」が届いた。
イラストも文字もぎっしり!特大ボリュームの「S.A.C.」設定資料集
商品が発表されてからすぐ予約していた「攻殻機動隊S.A.C. 完全設定資料集MAXIMIZED」が届いた。設定画集とシナリオ集、インタビュー集とそのデジタルデータが収録されたCD-ROMからなる商品。
攻殻機動隊は(新シリーズは未見)押井守監督版も神山健治監督版も好きだけど、神山監督版の「STAND ALONE COMPLEX」シリーズが特に好き。今回はファーストシーズンとセカンドシーズンのMAXIMIZEDが出るので両方予約していた(2時間で完結する「Solid State Society」は予定があるのだろうか・・・)。
資料集の中身は全5点。インタビュー集に収録されているインタビューはDVDリリース時の特典として収録されたものの一部、だそうなのでDVDを持っている人には「コレ読んだことある」内容かもしれない。
- 設定・原画集(約350ページ・B4サイズ)
- シナリオ決定稿集(約530ページ・A5サイズ)
- インタビュー集(約300ページ・新書サイズ)
- 特製収納BOX(タチコマが描かれている)
- インタビュー集+αを収録した電子書籍データ(epub)CD-ROM
シナリオ集もインタビュー集も文字ぎっしりで分厚いのが嬉しいところ。攻殻ネタの文章はどれだけ文字が多くても読んでて楽しい(笑)。
「攻殻機動隊S.A.C.」も「攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG」も大好きなのでいつかはブルーレイを買いたいと思っていて、メインストーリーを中心にした再編集版だけでいいかなと思っていたけど、シナリオ集で「タチコマの家出 映画監督の夢(第12話・”笑い男”に関わりのない単独エピソードの一つ)」なんかを読んでいると、やっぱり全話欲しいかな、と悩んでしまう。
インタビュー集も監督、スタッフ、キャストの主要な関係人物の証言が載った興味深いもの。
ファーストシーズンの「STAND ALONE COMPLEX」のスタイルについて、神山監督が述べているところも。
(押井守監督の1作目の)劇場版は、ネットに関してそれほど突っ込んで描かれていません。「機動警察パトレイバー劇場版1、2」とかでは社会や都市にすごくこだわって描いているのに、「攻殻」の世界はインフラがどうなっているかなどにも触れずに終わった感じがします。TVシリーズではその辺りを明確にするために「今と地続きでネットが発達している社会」にしようと思いました。だから景色なんかも、今の日本とあんまり変わらないんです。第1話の冒頭で、劇場版と似た感じのテロップが出るんですけど、ほとんど同じような言い回しですが、あの言葉のニュアンスも微妙に変えています。
原画集は個人的にはA4サイズが良かったかなと。B4サイズで上開きでは少々扱いづらく感じてしまう。せめて横開きだと嬉しかったかな。それでも好きなキャラクターデザインや細かなメカニックデザインが見られるのはありがたい。
全ての資料に目を通し終わるには時間がかかりそうだけど、それも楽しみ。本命の「2nd GIG」編もいまから楽しみだ。