ジユウメモメモ

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SEIKO SQ435W

「学校のチャイム」以外の曲も鳴らせるプログラム機能付き時計 SEIKO SQ435W

学習塾や小規模オフィスにおすすめ。前面配置の操作ボタンで設定もしやすい

 仕事で急ぎでプログラム機能付きの時計が必要になったのだが、掛け時計で探すとほとんどの製品で採用されているチャイムのメロディが誰でも聞き覚えのある「学校のチャイム」だった。

休み時間を知らせるなど、「聴く人全員が対象の合図」ならば1曲だけでも問題がないのだが、例えば、学習塾で生徒には「授業開始/終了を知らせたい」、講師には「授業開始前の準備開始を知らせたい」といった形で対象を分けて聴かせたい場合、同じ曲が再生されると混乱を招いてしまう。

プログラム機能の付いた掛け時計を探すといくつも見つかったのだが、複数のメロディを収録した時計となるとこれが意外にもなかなか見つからなかった。2曲収録されている時計は見つかったが、「学校のチャイム」じゃない方の曲を聴いてみると、妙にホラーっぽかったり。

じっくり探している時間もなかった中、やっと見つけたのがSEIKO(セイコー)のSQ435W。デジタル表示で、置き/掛け両方に対応したプログラム機能付きの時計。温湿度計も内蔵されているので空調管理にも便利だ。

SEIKO SQ435W
SEIKO SQ435W

即「これでいいじゃん!」となったのは収録メロディが6曲もあること、うち1曲は「学校のチャイム」なのだが、学習塾などにはピッタリハマるだろう。チャイムを鳴らすスケジュールは32チャンネル(パターン)まで登録できるので不足もない(1パターン毎に鳴らす曜日も指定可能)。

SQ435Wに収録されているメロディは以下の通り

  • ウエストミンスター・チャイム(学校のチャイム)
  • マイスタージンガー
  • グリーンスリーブス
  • 美しき青きドナウ
  • ブラームスの「ワルツ第15番」
  • 時の踊り

SEIKO SQ435W製品ページ(メロディの試聴可)

電源は単3乾電池3本。本体背面には壁掛け用の掛け部、置いて使うとき用のスタンドが内蔵されている。同梱物には説明書のほか、モニター用電池、石膏ボード用掛け金具が付いてくる。

SEIKO SQ435W
SEIKO SQ435Wの背面
SEIKO SQ435W
SEIKO SQ435Wの背面スタンドを開いたところ
SEIKO SQ435W
単3電池3本で駆動する(初回起動時は爪楊枝などでリセットボタンを一度押すと電波を拾って時刻を修正してくれる※半地下など電波がうまく届かない場所では手動で設定する)

メロディを鳴らすスケジュール(プログラムメロディ)の設定は全面下部のふたを開けるとボタンが並んでおり、画面を見ながら目的のボタンを押せるので簡単に行えた。たいていのアナログの掛け時計の場合、設定ボタンは背面にあるため、快適にプログラムできるとは言えない。

SEIKO SQ435W
SEIKO SQ435Wの前面のふたを開けたところ

PCやスマホに慣れていると、「ソフトウェア上で設定させて欲しい~」と思ってしまうが、説明書を一度じっくり読みながらボタンを押していくと、「うまいことできてるな」と思えるくらいにはすぐに慣れた。

SEIKO SQ435W
連休に入るなど、プログラムメロディを一時的に無効にしたい場合は「メロディ」のスイッチを「切」に入れる
SEIKO SQ435W
SEIKO SQ435Wを壁掛け設置したところ

SQ435Wにはそのまま一回り大きくしたようなSQ434Sというモデルもある。遠くから時間を視認できることを重視するならそちらを選んでもいいだろう。

SQ435W購入後にも複数メロディ収録のプログラム機能付き時計を探してみると、他社製のものもいくつか見つけたが価格が随分と高かったり、同じセイコー製品でもプログラム設定に使うボタンの数が多かったりと、「機能と設定操作のシンプルさのバランス」でSQ435Wを選んで正解だったな、と思っている。「学校のチャイム」以外のメロディを流せる時計を探している人におすすめ。

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