コンパクトデジカメをいくつか使ってきてわかったカメラの楽しみ方 – 1.カメラの選び方編
目次
”ちょっとマニュアル”モードを使うとカメラはぐんと楽しくなる
周りの人に「カメラって楽しいですよー。」という話をするときに、「どう楽しめばいいのかわからない。」と言われるときが少なくないので、そのときにちゃんと説明するとき用に、自分でこれまでいくつかカメラを使ってきて、カメラが楽しいと感じるに至った過程をまとめておこうと思う。
※一眼レフデジカメは所有したことがないので、コンパクトデジカメのお話に限定しています。また、あくまで”自分が把握してる範囲で、できるだけわかりやすく説明するため”のお話です。
最初はカメラの選び方から。カタログを見るときに大まかに何をチェックすればいいのか。というお話。
カメラの選び方 – ズームができるカメラとできないカメラ
デジカメはまず、大きく2種類に分けられる。ズームのできないカメラとできるカメラ。できないカメラには単焦点レンズというのが付いていて、できるカメラにはズームレンズが付いている。
RICOH GR III デジタルカメラ 【APS-Cサイズ大型CMOSセンサー搭載 / ストリートスナップシュータ― / 約0.8…
単焦点レンズの付いたカメラで有名なのがリコーのGR DIGITAL。ズームができない代わりにパッと見でも分かるくらいに”切れ味のある”、解像感がある写真が撮れる。ズームはできないので、モノを大きく写す、小さく写すは、撮影者であるカメラを構えている自分が被写体との距離を調節しなければいけない。料理や風景写真、身近な人を撮ることが多いのなら選んでも後悔しない。だけど自分の足で近付けない、遠くにあるものを大きく写したいと思うことがあるようなら最初はズームのできるカメラを選んでおくのが安心。
カメラの選び方 – 設定がカメラまかせメインのカメラとマニュアル撮影のできるカメラ
カメラにはレンズの違いの他に、撮影の設定をカメラまかせにする(オート)か、撮影者が自分の好きなように設定できる(マニュアル)カメラに分けられる。
オートメインのカメラは、カメラが撮影環境を自動で判断(晴れた青空の下か?室内か?夜景を撮ろうとしてる?物撮りしようとしてる?などなど)して、その環境に応じた設定をしてくれるので、シャッターボタンを押すだけで、それなりに綺麗な写真が撮れるようになっている。だけど、必ずしも毎回正解の設定をしてくれるとは限らない。
そんなときに、自分で設定できるようになっているのが、マニュアル撮影のできるカメラ。後述する”絞り”や”シャッタースピード”を指定できるようになっている。
マニュアル撮影の出来るカメラには大抵、絞りとシャッタースピードを同時に指定する「マニュアル」モードの他に、絞りだけを指定して、後はカメラまかせな「絞り優先モード(Av※メーカー、機種によって呼び方は変わります)」、シャッタースピードだけを指定して、後はカメラまかせな「シャッタースピード優先モード(Sv※メーカー、機種によって呼び方は変わります)」、後述する”ISO感度”や”ホワイトバランス”が指定できて、絞りもシャッタースピードもカメラまかせな「プログラムピクチャーモード(P※メーカー、機種によって呼び方は変わります)」が用意されている。カメラに付いているモードダイヤルに「PASM」のアルファベットがあれば、それはマニュアル撮影のできるカメラ。プログラムピクチャーモードについては、オートメインのカメラにも備わっていることが多い(Canonで例えるとIXYシリーズ。また、IXYの一部機種、リコーのCX6には絞り優先とシャッタースピード優先モードが備わる)。
マニュアル撮影のできるカメラには当然、オートの機能も使えるので、”カメラに慣れてきたとき”に、”ちょっと凝ったことをしてみたい”と思ったときのためにマニュアル撮影のできるカメラを選んでおくと、長く使えると思うので個人的にオススメしたい。
マニュアル撮影ができるカメラは”高級コンデジ”とか”ハイエンドコンパクト”とか呼ばれる、値段の高いカメラに備わるのだけれど、キヤノンのPowerShotシリーズは比較的手頃な価格から手に入れることができる。単3乾電池駆動の高倍率ズーム機「PowerShot SX150」なんて1万円台前半で買えるし、専用バッテリーで動く多機能な「PowerShot SX230 HS」も登場から時間が経って2万円を切る価格で買える。
ここまでのまとめ
・カメラにはズームができるカメラとできないカメラがある
・カメラには設定をカメラまかせで撮るカメラと自分で設定できるカメラがある
次は何について書こうかな・・・。