ジユウメモメモ

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シネマサンシャイン平和島

座席が揺れる!顔の横を銃弾がかすめる!4DXで「アメイジング・スパイダーマン2」

座席が動く?風が吹く?香りもして水が飛散る?

 「アメイジング・スパイダーマン2」の公開初日にシネマサンシャイン平和島に行ってきた。

シネマサンシャイン平和島

座席が揺れる映画”4DX”がシネマサンシャイン平和島にやってきた。

 「パシフィック・リム」が公開されたときに、座席が揺れる映画館があるらしいと気になっていた”4DX”。その4DXが東京に初上陸。

 事前にYouTubeにあった4DXの動画を見ても「そんな大げさなー」なんて思っていたのだけど、スクリーンが暗くなって始まったデモ映像で「あっ、ごめんなさい!」ってなるくらいに座席が揺れてびっくり。まるでラリーカーの助手席に座ってるみたいな感覚で(乗ったことないけど)、遠慮なく揺れる。「これで2時間半・・・やってしまったかもしれん。」と不安なまま上映開始。なんと忙しい映画体験か・・・(笑)。

4DX体験のデモンストレーションにぴったりなスパイダーマン

 アメコミ映画ではバットマンが好きで、あまりに人間離れした能力を持ったヒーローはそんなに好きではないのだけれど、スパイダーマンはそれでも見始めてしまえばやっぱり面白い。前のサム・ライミ版よりもマーク・ウェブ版の方が気に入っていて、ちょっとチャラく感じはすれどニューヨークにいるティーンネイジャーのヒーローとしてはよりしっくりくる気がする(一見軽くなったように見えて主人公と親友、そしてヒロイン、皆父親を失っていく辛い話でもある)。「500日のサマー」を思い出させるようなシーンがときどきあって、雨は降るんだけど決して湿度が高い感じはしないのが好き。

 報われない善人がふとしたことで与えられた巨大な力に飲み込まれてヴィランになってしまう切なさもスパイダーマンの大きな魅力。グリーン・ゴブリンになってしまうハリーの動機は前シリーズの「父親をスパイダーマンに殺された復讐」からマーク・ウェブ版では「病気を克服して生きるため」に変わっていて、より感情移入しやすい。

 映画そのものも面白かったけれど、4DXではさらに、車が飛ばされるたび、キャラクターが殴られるたびにガツンガツンと席が左右に振られ、雨が降ればミストが顔にかかり、銃撃戦になれば頭のすぐ後ろからエアーがプシュッと勢い良く出てくる。映画をただ座って観るのとはやはり違って、これはもうアトラクションと呼ぶのが正しい。

 観終わった後はやっぱりぐったりと疲れるけれど(笑・その映画を気に入ってもう一度観ることがあったら次は普通の映画館に行ってじっくり観たい)、スパイダーマンみたいな映画を楽しむにはピッタリの環境。欲を言えば、もう少しスクリーンが大きいと嬉しいし(前の方の席を狙うといいかも)、コミコミ3200円はちょっと高い気もする。

映画は今では劇場公開から半年もせずにパッケージ化されてしまうから、それを待とうという人の気持ちもわかるけれど、4DXは”それでも劇場に足を運ぶ”のに十分以上の価値がある。画面が大きくて、音が大きくて、さらにアトラクション要素まであって、映画館にこれ以上の武器があるだろうか。平和島で盛り上がればもっと都心の劇場でも導入されるかもしれないので今後に期待。

映画館のこの先を妄想すると、未来の映画館はスクリーンを捨てて、3Dメガネの代わりにOculus RiftみたいなVRヘッドセットを貸し出して、4DX仕様の座席に座るのだろうか。でも防犯面や、さすがにショック死する観客が出そうな気もするし壁にぶつかりそうだ。それに大きな部屋にヘッドセットをかぶった数十人が席に座ってるのもシュール(笑)。しばらくは4DX以上の視聴環境は無いように思える。

↑わかっていても視界を覆われるとこうなるのだからこれ以上は危険だ(笑)。

今年は夏にゴジラがやってくる。4DXで観られたらどんなに幸せか。今から楽しみ。

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