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ドニー・イェンVSコリン・チョウ!熱い香港映画「導火線 FLASH POINT」

ひっそりとDVDリリースされたドニー・イェンの最高傑作

 ドニー・イェン出演の香港映画「導火線 FLASH POINT」を見た。現代が舞台、総合格闘技、見たかったドニー・イェンのアクションシーンが見られた満足感!YouTubeで動画を見てずっと気になっていたのだけど、劇場公開はされずひっそりとDVD化。わかってないなぁもう!(※DVD発売後に一週間だけ上映されてはいる)

ストーリー

 正義感が強すぎるあまり、犯人を度々病人送りにしてしまう刑事マー(ドニー・イェン)。彼の同僚であるウィルソン(ルイス・クー)がベトナム人犯罪組織の三兄弟の組織に潜入捜査をしていたのだが、正体がバレてしまい、彼の自宅が襲撃され、ウィルソンと彼の彼女ジュリー(ファン・ビンビン)は重症を負う。二人は病院にて治療を受けるが、兄弟たちは捕まった長男の裁判を有利に進めるため、彼女を拉致し、ウィルソンに嘘の証言をさせ、長男は無罪に。ウィルソンはジュリーを助けに次男のトニー(コリン・チョウ)のところへ向かうが囚われてしまう。マーは釈放された長男を捕らえ二人を助けるため、トニーのもとへ乗り込んでいく・・・。というもの。

 香港映画を見る度に思うのだけど、バラエティに富んでどんどんリアルになっていくアクションシーンの凄さと、ドラマパートのホームドラマみたいな溢れる生活感。そのギャップがなんともムズムズするのだけど、この映画もギャップが激しい。犯人を殴りすぎて上司から注意を受けた後にバスドラムを叩くドニー・イェン、みたいなシーンがある。なんかスッキリしない(笑)。

 お目当ての格闘シーンは、中盤になるとパッタリと止むのだけど、それでもカーチェイスやサスペンスフルな展開があったりして飽きずに見ていられる。そして本当の見どころは終盤の終盤にやってくる。ドニー・イェンVSコリン・チョウの正面対決は今まで見たドニー・イェンの映画で最高の迫力がある。

ドニー・イェンのアクションを観たくなる理由

 お互いにカンフー映画のスターとして活躍してきた二人。ものすごく近い距離で技を当てながら、避けながら、いかにも振り付けですといったダンスのような動きは一切省いていて、”負ければ死ぬ”説得力がある。パンチを交わしながら後ずさりするだけでも、当たりはしないのだけど反撃を試みたり、とにかく近い距離で細かい動きをしていて、何度繰り返してみても「あ、こんな動きしてたんだ!」っていう発見があって飽きない。「マトリックス」のセラフを見足りなかった人も、この映画では存分にコリン・チョウを見られる。

「コリン・チョウって誰?」↑この人です。

 ちょっと前までの香港映画のイメージは「善人も悪人もみんなカンフーの訓練受けてるの?」っていうくらいカンフーカンフーしてたのだけど、ドニー・イェンが見事にそんなイメージを塗り替えてくれた。総合格闘技を貪欲に取り入れて、ちょっと引くくらいの鈍痛がものすごいスピードで、しつこく描写される。この映画のドニー・イェンは相手が死んでいても殴り続ける。彼のアクションシーンはジャッキー・チェンのより、ジェット・リーのそれよりグロテスク。だけどもっともっと観たくなって仕方がない。自分には北野武映画の暴力と似た「怖いもの見たさ」がドニー・イェンの映画にある。「導火線 FLASH POINT」は「SPL」を超えて自分の中の最高傑作だ。現代の香港映画の進化を観たい人にはこの映画をオススメしたい。

 この映画はドニー・イェンとコリン・チョウに目が行きがちだけど、マー刑事の部下の女性警官役の人が可愛くて気になる存在(セリフがほとんど無く劇中残念なことに)。Twitterであの女優さんかわいいなぁ~とつぶやいていたら香港映画に詳しい方から教えてもらえた。ドニーの奥さん(ワン・シーシー)の妹さんでワン・ユエンユエン(汪圓圓)という名前の女優さんとのこと(やっててよかったTwitter!)。しかし彼女のフィルモグラフィーがわからなくて困った。中国映画の関連情報を探そうと思って扉を開けたら漢字ビッシリの世界だ。どうしたものか・・・。

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