Canon IXY Digital 220IS レビュー Part.2
見た目は気に入った!では、そのデジカメの実力やいかに・・・。
Canon IXY Digital 220IS レビュー Part.1の続き
いつもはデジカメを使う際は、評価測光、プログラムAE、ISO200、AFフレーム中央の設定にして使うのだけど、「こだわりオート」を売りにするカメラ、少しは試してみようと、カメラまかせで夜の街を撮影してみた。
Cyber-shot WX1や、PowerShot S90のように、特別明るいレンズをつけているわけではないので、それほど期待はしていなかったのだけど、おまかせでも結構キレイに撮れるので驚いた。ISOは800くらいまで増感されるけど、解像感が残っていていて、満足できるレベル。ほとんどブレることがなく写真が撮れてしまうので、夜中に歩きながら試し撮りをするのが楽しくて仕方が無かった。「いいカメラと出会えた!」と実感できる瞬間だった。
時間を変えて、いつものようにプログラムAEで撮ってみても、色が十分に乗っていて気分のいい写真が撮れる。
両脇を締めてシャッターを押すと、ISO80で撮影できることもあって、そんなときに撮れた写真はくっきりとしていて、嬉しくなる。一気にこのカメラが好きになった。液晶の色味が気になる、と先に書いたけど、実際のところ、ある程度撮影していると、慣れてしまった。隣に別のカメラが並べば、また気付くかもしれないけれど、このカメラだけ持ち出して使う分には気にならなくなってしまった。フラットなボタンも見た目から予想するほど押しにくいものではないし、GUIは良くできてる。
正直に告白すると、キヤノン、そんなに惹かれるメーカーではなかった。タレントに頼った宣伝は好きじゃないし、「売れてるブランドだから・・・」なんてひねくれた思いもあったが、食わず嫌いではもったいない。売れているモノというのは、自分が好きか嫌いかに関係なく、それなりに評価されるところがあるのだ。IXY Digital 220ISを使ってみて、それを実感した。
追記:この試し撮りの間には、専門学校時代の仲間との食事の日も。暗いところもキレイに撮れるデジカメだし!と張り切って持っていったけど、フラッシュ発光禁止で撮影していたためにブレブレ(苦笑)。さすがに動く被写体を撮るときは、その場がフラッシュを許してもらえそうなら、潔くフラッシュを焚いた方が後悔しない。いい勉強になったけど、なんともはや・・・。