「ダークナイト トリロジー ブルーレイBOX」が届いた。
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クリストファー・ノーラン監督のダークナイト3部作が揃うブルーレイBOX
Amazonで予約していたクリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作のブルーレイBOX「ダークナイト トリロジー ブルーレイBOX」が届いたので開封の儀をば(「ダークナイト ライジング」のブルーレイ・DVDが予約開始!)。
ディスク5枚組でも大きなオマケが付いてくるわけではないのでパッケージはコンパクト。場所をとらなくていい。
メイキング好きにはたまらない充実の特典映像
「ダークナイト」のブルーレイは持っているのでダブっちゃうけど、全然構わない。秋に出るらしい「THE DARK KNIGHT TRILOGY Ultimate Collector’s Edition」も買うつもりでいる。
収録ディスクの内訳は「ビギンズ」が1枚、「ダークナイト」と「ライジング」が2枚ずつ。3作全て、特典映像付き。特典映像は合計で8時間オーバー。メイキング好きにはたまらない。
「ダークナイト ライジング」の特典ディスクに収録されている映像ではバットモービルのドキュメンタリー「進化するバットモービル」が面白かった。テレビドラマ版からアニメ版、ティム・バートンの「バットマン」から「ライジング」まで様々なデザインで登場したバットモービルについてデザイナーやキャスト、監督が解説や考察を語っていくというもの。後半でダークナイト3部作で登場するタンブラーを製作したスタッフがシリーズ製作の途中ガンを治療していて、同じ病気で苦しむ子どもたちにタンブラーを見せて勇気づけたいと語るエピソードや、歴代のバットモービルを集めてファンにお披露目している映像はグッと来るものがあった(歴代バットモービルはピカピカに磨き上げられた状態で高画質で見ることができる)。
大きな代償を払うこともある
バットマンはいつも心が揺れ動いていて
自分の力をどう使うべきか迷っている
ゆえにバットモービルにも責任が伴うブルース・ウェインの力
裕福な人間の持つ軍事力それが己に向けられたたらどうなるかを考えねばならない
クリストファー・ノーラン
細かいコーナーに分かれている「メイキング・オブ・”ダークナイト ライジング”」も見応え十分。美術スタッフ、特殊効果スタッフ、スタントチームの職人技を存分に見ることができたり、ベインやキャットウーマンのデザインスケッチも多く収録されている。撮影されたものの、カットされたと言われているベインの青年期の映像は残念ながら見ることはできなかったけれど(Ultimate Collector’s Editionに収録されるのを祈ろう)、ベインのあの独特の声やしゃべりかたは演じていたトム・ハーディが自分で考えたものだった、というのがわかった。
映画は大聖堂のように
大勢の手によってつくり上げる芸術だ
才能あふれる人たちが
お互いを信頼し 力を合わせて作っている
喜びだよニーロ・オテロ 第一助監督
オープニングシークエンスをアメコミで読めるオマケ
ブルーレイBOXのオマケはブックレットとコミックブック、劇中のフィルムの3つ。ブックレットはメイキング本「アート&メイキング・オブ・ダークナイト・トリロジー」のサンプルで、この本から64ページをまとめたもの。
ブックレットは英語版のままなので対訳の紙も封入されている。”商品内広告”みたいで中途半端にも感じる(メイキング本買う人は買うだろうし)。
コミックブックは「ダークナイトライジング」の冒頭シークエンスをアメコミ化したもの。もう映像で観ちゃってるのでコレも需要があるのかな?とは思う。トリロジーブックレットとコミックブックの代わりに「ダークナイト・リターンズ」のサンプルとかだったら嬉しかったかな。
フィルムセルカードはブルース・ウェインとルーシャス・フォックス。なかなかいいシーンのを引いた。
プロの仕事が嬉しいオールタイム・ベスト
ディスク以外の特典は微妙なところもあるけれど、兎にも角にもノーランバットマンが大好きで、3作全部がオールタイム・ベストになったから、今現在手に入る映像のすべてが数千円で手に入るのは大満足。
「ライジング」は後で冷静に考えると気になる描写や設定はあるのだけど、ブルーレイで見直すと、見ている間は気分が上がるしあまり気にならない。そしてラストのアルフレッドの頷くシーンはやっぱりいい。
映画を動かすのは 物語であり
物語を動かすのは 登場人物だ
観客は彼らを理解し
夢中になり 希望を持つ
誰もがブルースに感情移入できることが
この物語の大きな魅力だと思うクリストファー・ノーラン
追記
アメリカで「The Dark Knight Trilogy: Ultimate Collector’s Edition」が予約開始。