特殊部隊映画好き待望のスマホゲーム!「XCOM:Enemy Within」
コレコレこういうの!1200円の大型スマホゲーム「XCOM:Enemy Within」
自分はパズルゲームもRPGも対戦ゲームもピンと来ない人間なので、iPhoneにインストールしてあるゲームアプリは数少ない。
その中でどハマりしてた「Tower Madness 2 (RTS) – Limbic Software
」も全ステージをクリアしてしまい、難易度を一つ上げてプレイしていたりするのだけど(難易度設定がほんと素晴らしい)、さすがに飽きる(マップの追加まだかな)。タワーディフェンス系の代替ゲームを探してもなかなかグッと来るものがなく困っていた。そういえば・・・とAppStoreのウィッシュリストに放り込んであった「XCOM:Enemy Within」を思い出して購入してみたら、これがストライクゾーンど真ん中。久しぶりに理想のゲームに出会えた。1200円(購入時の価格)とスマホアプリにしては高価ではあるのだけど、歯ごたえとボリューム、”特殊部隊を操作する”という世界観がありがたくて値段に納得できた。
”映画みたいに”兵士を動かしていく快感。
XCOM:Enemy Withinのゲームジャンルはターンベースのシミュレーション。地球に攻めてきたエイリアンに対抗する特殊部隊を操作する。SWATやネイビーシールズといった特殊部隊が出てくる映画が好きなので、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」みたいで気に入った。
初めてプレイするときはチュートリアルも兼ねたミッションがあって(初回に起動したときはなぜか英語音声、UIのみ日本語表示で会話の内容がわからなかったのだけど、オプションを見てみると日本語字幕のチェック欄があり、オンにするとちゃんと日本語字幕が表示されてストーリーがわかるようになった。)、キャラクターの移動方法、攻撃方法、武器変更方法などが把握できるようになっている。そして、強制的に小隊の一人を残して仲間が倒され、「プレイヤーが操作する兵士は脆く、簡単に死んでしまうのだ」と難易度の高さを突きつけてくる(特定の主人公はおらず、兵士が減れば新兵が補充される)。
何度もチームが全滅すると新兵から再スタートになってしまい、先に進んでいくのが難しくなること、「ブラックホーク・ダウン」を何十回も見て植え付けられた”Leave no man behind”精神から、こまめにセーブして、一人でも兵士が死んだらその戦闘を再スタートすることにしてる(戦って、死んでを繰り返して強くなっていく「オール・ユー・ニード・イズ・キル」スタイルで)。
ゲームは、エイリアンとの戦闘パートと、基地での研究・開発パートの2つに分かれていて、戦闘で獲得した資金やエイリアンの死体をもとに基地設備の増強、新たな武器の研究開発などを進めていく。施設の開発や研究の合間に、世界中からの救助要請や撃墜したUFOの墜落現場へと急行して戦闘が行われる。新たな強敵が現れるころに新たな武器で対等に戦えるようになっていて、その頃にはプレイヤーも「全員固まって進もう」とか「ツーマンセルで行動させよう」とか学習するし、それはもう映画で見た兵士たちの動きなのだ。
FPSじゃクリアリングやカバー動作をする自分の姿は見えないし、TPSもスマホの小さな画面では慌ただしい。何より自分の指で画面が隠れるのが嫌だ。シミュレーションなら兵士たちの姿をちゃんと見ることができて、ちゃんと背中を壁に付けてカバー動作するし、映画で見てきた身のこなしをしてくれてグッと来る。ターンベースだから慌てずじっくり次の一手を考える余裕があるし、自分の読み通りに敵の攻撃を交わしたりカウンターを決めることができたり、これ!こういうの!こういうゲームがしたかった!ターンベースの特殊部隊シミュレーション、スマホでプレイしたいのはこういうシステムだ。
システムこのまま、主人公をSWATの部隊に置き換えて、立て篭もり犯を追い詰めていくゲームとか出てこないかなぁ。「Call of Duty」や「Ghost Recon」のスピンオフでもいいし、「メタルギアソリッド」のようなステルスゲームにもうまくハマりそうなシステムだ。フォロワータイトルが出てこないだろうか。自分がニッチなところにいるお客さんなのはわかってる。密度濃く作りこまれてるなら、1200円、喜んで購入しますので。
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