ジユウメモメモ

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垂直方向は90度まで

夏の部屋干しに大活躍のサーキュレーター 山善 YAS-KN152

ああやっぱり扇風機の代わりじゃない。部屋干し専用家電だ。

 梅雨明けして暑い日が続くように。エアコンつけっぱなしも電気代が気になるので、「風に当たれればいいか」とサーキュレーターを購入。扇風機と迷ったけど「サーキュレーターをちゃんと使ってみたことがない」という興味からチョイス。場所は取らないし風はちゃんと強いしで後悔無し。

山善 YAS-KN152

8帖までの広さの部屋向けのサーキュレーター YAS-KN152

購入したのは山善(YAMAZEN)のYAS-KN152(買ったのはホワイトグレー。カラーリングは他に羽根と前面ガード、側面が色違いのホワイトブルー、ホワイトピンク、ホワイトグリーンがある)。大きさは幅26cm、奥行き17.5cm、高さ29cmとコンパクト。羽根径は15cmで、8畳間までの広さの部屋向けモデル。首は左右60度、上方向に90曲がる。

消費電力は最大31W。仮に1日8時間、30日間使うと単純計算で月164円(1kWh22円計算)。8畳用のエアコンがざっくり500Wとして同じ計算をすると月2640円となるので1/16にまで節約できることになる。もっとも、猛暑日もあるしこれ一台で夏を過ごせるはずはなく、エアコンは今もつけているけれど(それでもエアコンの起動時間は減らせるかもしれない)。

YAS-KN152 背面

背面

上部取っ手

上部に取っ手が付いている

首振り機能はあると便利。タイマー機能は無くても問題ない。

 選ぶ際に気にしたのは「切タイマー機能」と「首振り機能」の有無。

タイマーはあった方がいいかと思っていたけれど、使ってみると実際には(あったらあったでいいけど)無くてもいい機能だ。寝ている間はつけっぱなしにするし、家を出るときには電源を切っていく。

垂直方向は90度まで

垂直方向は90度まで首が曲がる

首振り機能は用途によりあった方がいい。一度にたくさんの洗濯物を早く乾かすために使うときはやはり便利。エアコンと併用して部屋内の気温を早く下げたい、という使い方のみに使うのであれば、固定式のシンプルなもので良いかもしれないし、扇風機がすでにあるのならそれを使うといい。

 YAS-KN152の風量は3段階。静音モードに割り当てられている、一番風が弱い状態は確かに静かで、風の強さは扇風機代わりに体に向けて使うには十分。しかし洗濯物を乾かしたり、冷気を循環させるには頼りない。一番風が強いモードは一気に風量が大きくなるけれど、音もそれだけ大きくなり、騒音と読んでいいレベルになる。夜間に使うと睡眠の妨げになるだろう。常用モードとなりそうな、中間の強さ(ダイヤル上の「1」の部分)だと服を乾かすのに十分作用しそうな風量で、音量も夜間使用しても慣れてしまえそうな程度に収まる。定位置は「1」だ。

運転スイッチ

運転(風量調節)スイッチ。首振りさせたいときは左方向に回す。

 会社勤めで夏の間はドライ素材のウォッシャブルのスラックスを利用している人も多いだろうけど、その日のうちに洗濯して、夜中の12時からサーキュレーターの上で干しておくと、朝には乾いてる。凄く便利だ。

夏に大活躍するポロシャツも、乾燥機を使うと素材によっては縮んでしまうことがある。早く着たいときはサーキュレーターの風に当てて乾かすのがいい。

一人暮らしだし、扇風機の代わりも兼ねて…と購入したけど、完全に洗濯物を乾かすためだけに使用している。だから結果として、タイマー無し、90度まで首が曲がって、左右に振れるYAS-KN152はちょうど欲しい機能のみそろった機種と言える。

メンテナンスは可能だがやや難あり。

 買って使って便利なのはわかったけれど、どうしても長く使えばホコリが羽根に付着する。メンテナンスはできるのだろうか。

メーカーサイトにも、通販サイトにも、「分解可能」「掃除ができる」という文言を目にしなかったのだけど、説明書にはちゃんと記載があった。

羽根の前面についている指挟み防止ガードは一箇所、下部にあるネジでのみ固定されている。このネジを外して、ガードを反時計回りに少しズラすことでガードを取り外すことができるようになっている。

ネジを外す

ネジを一つだけ外すと前面ガードが外れる

前面ガード

ガードの爪を折らないように注意

ネジ一本だけのシンプル設計なのは嬉しいところではあるのだけれど、実際にはネジを回し切っても引き抜くのに手間がかかったり、前面ガードを本体から引き抜くのが容易でなかったりする(ガードの隙間を指でつまんで引き上げるしかないのだが、男性の太い指ではなかなか難しい)。中央の「YZ」ロゴの部分を窪ませて、指を引っ掛けられるようにしてはどうだろうか。ガードの固定方法もよくある扇風機の機構を流用して、ツールフリーでメンテナンスできるようになればなおありがたい。

ガードを外したところ

ガードを外したところ。羽根は外せない

ハンディモップ

小型のハンディモップなら羽根の裏側も拭けるだろう

欲しい機能だけ。納得のコスパ。

 余計なものがなくて、コンパクト。一日8時間、一ヶ月使ってもペットボトル1本分の省エネ仕様。これで4年間使うことができれば3,000円~4,000円は適正価格だろう。満足のいくいい買い物だ。

DCモーター採用で、より電気消費量の小さな高級機も売られているけれど、値段は倍になる。4年程度使った後のトータルの金額差は小さいのではと思う。体調に悪影響を与えないような風を演出できる、という意味で、扇風機にこそ利点はあれ、サーキュレーターに関してはACモーター機で十分だろう。

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