PC2台持ちならあると便利。UGREEN USB切替器を買ってみた。
ひと工夫は必要になるけれどデスクスペースをそのままにできる
デスクトップPCが2台になり、並行して使用することもあるため、それぞれのPCにキーボードとマウスを繋げていたのだが、当然デスクスペースは狭くなってしまった。そこで、USB切替器を試してみることにした。
購入したのはUGREENの「USB3.0切替器 2入力2出力(35313)」。PC2台の間で2つのUSBデバイスの接続を切り替えることができる。切替器にあるボタンを押すことで接続先を切り替える。今回はWindows PCで使用するが、Mac、Chrome OSにも対応している。
UGREEN USB3.0切替器 2入力2出力 USB切替機 2PCでキーボード/マウス/プリンタ/スキャナ/Webカメラなどを共…
USB切替器は複数のメーカーから製品が出ているが、今回のUGREEN製品を選んだ決め手は切替器とUSBケーブルが直付けされていないこと(切替器はPCの近くに置くのでケーブル側で長さを調整したかった)、USBデバイス接続用ポートが2つあること(キーボードとマウス用)。そしてデザイン。
アクティブ状態のPCで切り替えて使うなら問題なし
実際に使ってみると、接続先のPCのアクティブの状態(スリープしていない状態)ではボタンを押すと期待通りにキーボードとマウスの接続先が切り替わった。それぞれのPCでUSBデバイスの取り外し/接続の音が鳴り、その作業を自動化しているシンプルな機械であることがわかる。これは便利。
USBスイッチと組み合わせて不具合を乗り越える
しかし、(事前に複数メーカーの切替器のレビューで目にしていた)不具合もある。
「スリープからの復帰」の際、例えば、PC-AをスリープにしてPC-Bで作業をし、PC-Aに戻ってスリープから復帰させるためにキーボードやマウスを操作してもPC-Aは復帰しない。仕方なくPC-Aの電源ボタンを押してスリープから復帰させると、まだキーボードとマウス操作を受け付けない(マウスカーソルが表示されない)。
ここで、USB切替器からマウスを外し、接続し直してみると、USB接続時の音が鳴り、キーボードとマウスが操作可能になった。
当初、キーボードはマウスとセットになった商品の無線レシーバーを接続していたので、「あるはずの無線マウスがなく、有線マウスが繋がっているからおかしいのか?」とキーボードも有線に替えてみたがこの症状は変わらなかった。
PCがスリープにならない限りは便利に使える。スリープからの復帰はPCの電源ボタンで行うとして、その後のUSBの挿し直しは面倒だ。ならば、と「USBスイッチ」を切替器とマウスの間に取り付けてみた。するとスリープ復帰時にスイッチで一旦オフにして再度オンにすることでキーボードとマウスを認識するようになった。見た目にあまりスマートではないが、挿し直しよりは随分簡単に使えるようになる。
結果として、USB切替器は「(おそらくUGREENに限らずほとんどの製品では)スリープからの復帰」時にクセがある(機器間の相性の可能性はある)が、USBスイッチと組み合わせれば対処はできたし、あると便利だなと感じられるものだった。
ロジクールのLogi Bolt対応製品にあるEasy Switchのように接続機器をボタンで切り替えられるようになる機能も便利だろうが、無線レシーバーをPCの台数分用意する必要があるし、メーカーや製品が固定されてしまう。自由にデバイスを選びたい場合は切替器が必要になるだろう。
価格も2,000円台前後から入手できるので、PC複数台持ちでデスクスペースを広げたい人におすすめ。
UGREEN USB3.0切替器 2入力2出力 USB切替機 2PCでキーボード/マウス/プリンタ/スキャナ/Webカメラなどを共…
UGREEN 10Gbps USB-C切替器 USB3.2 2 台のPCでUSB-C&A デバイスを共有 Mac用 4ポート USB-C3.2 スイッチャ…