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話題のリブート映画の監督作を予習する「モンスターズ」「エリート・スクワッド」

2014年 -「ゴジラ」と「ロボコップ」が帰ってくる!

 2014年には「ゴジラ」と「ロボコップ」が帰ってくる。どちらも子供の頃から大好きな映画なので、それぞれのシリーズの新たなページを託された監督の作品のDVDを借りてきた。

「モンスターズ 地球外生命体」

 「モンスターズ/地球外生命体」は「ゴジラ」の監督に抜擢されたギャレス・エドワーズ監督の長編映画デビュー作。彼は元々VFXクリエイターで、ゴジラの大ファンだったそう。

 ストーリーは、NASAの探査機が地球外生命体のサンプルを積んだまま、メキシコ上空で大破、それから地球外生命体が繁殖し、メキシコは隔離され6年が経った。スクープ写真を狙いメキシコにいたカメラマンのアンドリューの元に上司から電話が入る。メキシコにいる社長令嬢のサマンサを無事にアメリカに連れて返せというのだ。病院で合流した2人はアメリカへ向かう・・・というもの。

 「怪獣映画」ではあるけれど、それ以上に「ロードムービー」とか「恋愛映画」と呼んだほうが正しいかもしれない。アンドリューとサマンサの関係は「ビフォア・サンライズ」のジェシーとセリーンみたい。あの映画が好きならこの映画も好きになるかもしれない(笑)。自分はどちらも大好きだ。ラストは「ああ、なんてことをしやがる!お前は酷いやつだ!」と監督に言いたくなる、してやられた感。新感覚の「怪獣映画」。

怪獣=地球外生命体の姿はクライマックスまではっきりとは見せず、”6年もの間、当たり前に脅威がすぐ傍にいる世界”を映し続ける。”それ”は近くにいるしいつ襲われるかわからないが出現から時間も経ち、緊張も続かなくなって普通の生活を続ける人々。普通に暮らせるし、クルマ乗って移動もできるけど道の片側には何かが確かにそこにいた跡が残っている。地球外生命体が出現して軍が出動したことを伝えるニュースにも皆慣れている様子。戦争が長引いた現地の姿に重なるのか。例え低予算でもストーリーと見せ方のアイデアがあれば強烈な印象を残すことができるということを教えてくれる作品。この監督に潤沢な予算を与えたら、どんなゴジラを撮ってくれるのか、今から楽しみだ。

モンスターズ/地球外生命体
原題Monsters
時間94分
監督ギャレス・エドワーズ
キャストスクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル
モンスターズ/地球外生命体(字幕版)
カテゴリ: Action & Adventure

「エリート・スクワッド」

 「エリート・スクワッド」は「ロボコップ」の監督に抜擢されたジョゼ・パリージャ監督のブラジルのアクション映画。

 ブラジルの軍警察の特殊部隊(BOPE/ボッピ)のリーダーのナシメントは日々の任務によるストレスに耐え切れないようになり、自分の後継者を探し始める。その頃、軍警察に新人のネトとマチアスが配属される。2人は共に高い理想を抱いて警察に入ったが、すぐに警察幹部とギャングの癒着の構造を知ることとなる。2人は警察の車輌の整備費を確保するために、署長が得ていた賄賂を上司とともに先回りし奪うことに成功するが、そのために上司が処刑されそうになる。ネトとマチアスが上司を助けようと現場に向かうがそこでギャングとの銃撃戦となり、ボッピが介入。2人と上司はナシメント達に命を救われる。ナシメントはネトとマチアスの2人に目をつけ、2人のどちらかを自分の後継者に選び、自身は部隊の指揮官を退任しようと考える・・・。というお話。

 始めはブラジル映画を見るのも初めてだし、ポルトガル語の映画を見るのも初めてだし、楽しめるか不安だったけど、面白かった。ナシメントの独白から映画が始まり、銃撃戦があって掴みはオッケー、冒頭に写っていたのはネトとマチアス。そして彼らが配属されたところへ時間が戻り物語が始まる。

軍警察は車輌の整備さえままならないほどに資金がなく(幹部が賄賂を奪い合ってて下にお金が降りてこない)、幹部たちは自分がどれだけ儲けられるかにしか関心がなく、市民は警察とギャングが癒着してることを知っていて敵意を抱いている。その腐敗した警察幹部とギャングとのいざこざで警察が対応しきれない状況で呼び出されるのがボッピだ。軽蔑するもののために死ぬこともある仕事。死と隣り合わせの中仲間に死者が出ないように神経をすり減らし息が出来なくなるナシメント。彼はギャングにも、腐った幹部にも容赦が無い。ギャングは警察を見下している。彼らに勝つには恐怖を与えることだ。ボッピは彼らを容赦なく拷問し、仲間が殺されれば報復に出る。死んだギャングの親に抗議され良心が傷んでも、そうしなければ自分達が命を落とす羽目になる。苦悩も、「だがやらねば」という決意もしっかり描かれた、「S.W.A.T.」より過酷で「エンド・オブ・ウォッチ」より危険で熱い警察映画。バーホーベンとはテイストは変わるだろうけど、社会派の要素は新生「ロボコップ」に受け継がれそうだ。

エリート・スクワッド
原題Tropa de Elite / The Elite Squad
時間120分
監督ジョゼ・パジーリャ
キャストヴァグネル・モーラ、アンドレ・ラミロ、カイオ・ジュンケラ

「モンスターズ/地球外生命体」と「エリート・スクワッド」を見て感じたのは「ゴジラ」と「ロボコップ」の新章に正しい人が選ばれたのだということ。ハリウッド映画から比べればはるかに少ない予算で出来た小さな映画でもハリウッドはしっかり彼らを見つけ出すのだ。新しい「ロボコップ」は「アイ、ロボット」みたいになってるし、コミコンのティーザー映像が漏れた「ゴジラ」はびっくりするくらい巨大になっていそうだけど、多分自分はどちらの新しい姿も気に入るだろうと予感してる。

追記:「ロボコップ」観てきた。めっちゃくちゃ面白い!

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