ジユウメモメモ

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洗濯機を買い替えた。一人暮らしにピッタリ AQUA AQW-S45C / S45E

機能豊富で高コスパ。”元サンヨー”の安心モデル。

 8月の終わりに洗濯機が壊れた。洗い後の最初の排水から進行せず脱水ができなくなってしまった。時間を置いてスイッチを入れてみても、コンセントを挿しなおしてから電源を入れても動かない。数カ月前から脱水時に暴れやすくはなっていたけれど洗濯機はこんな壊れ方をするのか。なんだかんだ10年近く動いていた。お疲れ様。

 というわけで、洗濯機を新調した。サイズや洗濯容量などのスペックも前に使っていたものの数字をメモして家電店でうろうろ。同じクラス(4.5kg)で探してAQUA(アクア)のAQW-S45Cを購入。メーカーのハイアールは拠点を中国に置いているけれど、AQUAブランドは元サンヨーなので安心感がある(AQUAと別にハイアールブランドの洗濯機も売られているけれど、こちらはグローバルで販売している商品を持ってきている様子)。

「三洋電機時代から、年輩者や小柄な女性でも使いやすいように設計してきた。また、お風呂の残り水を洗濯に再利用したり、ふとんを丸ごと洗濯および乾燥ができる洗濯乾燥機の投入や、10年間使用しても清潔な氷が作れる冷蔵庫など画期的な製品を生産してきた。ハイアールグループになっても、日本の顧客の心を知る人材が作る製品、ブランドであることはこれからもかわらない」

家電Watch:~三洋電機のDNAを受け継ぐ新たな家電メーカーの挑戦

 購入時の他の候補はパナソニックのNA-F50B8、シャープのES-GE55Pがあった。パナソニックの方はつけおき、かくはん洗いを4回繰り返す「つけおきコース」が選べること、シャープは槽に穴がなく槽の外側が汚れにくいユニークな構造が目を惹いた。しかしどちらも展示品のみで在庫がなく、発送まで1週間かかると言われ、AQUAはすぐに設置してもらえるということだったのでAQUAに決まった。AQW-S45Cにも洗濯の過程で自動で槽を汚れを洗い流す「槽自動おそうじ」機能、槽を回しながら外気を取り込んで衣類を乾かす「風乾燥」機能が備わる。お店で壊れた洗濯機の引き取りと、新しい洗濯機の設置をお願いして、コミコミ35,000円程だった(消費税がでかい…)。

基本機能しっかり。使い方も難しくない。

 届いた洗濯機で早速たまった洗濯物を洗うと、脱水時にビクともしないのに感動。新品凄い!(笑)ガジェット好きでも白物家電はアンテナの外にあったけど、新しい家電は結構ワクワクするものだ。

AQUA AQW-S45C
蓋が半透明でないのが唯一の不満点かな。シースルーだと回ってるところが見えて嬉しかった。

 普通の洗い物をする限りはAQW-S45Cの使い方はとてもシンプル。洗濯物を入れた状態でスタートボタンを押すと、槽が回転して洗濯物の量を検知して液晶に洗濯に必要な水量を表示するので、その水量に合わせて液体洗剤を投入して蓋を閉めればいい。洗い後のすすぎ以降は蓋がロックされ開かなくなる。子どものいる家庭では安心感がある(一時停止後に電源を落とせばロックは解除される)。

糸くずポケット
糸くずポケットは2つ備わる。水流に合わせて左右に動いてゴミをしっかりキャッチしてくれる。  
ふたロック
小さい子供のいる家庭に嬉しい安心機能が備わる

 洗濯のモードは「標準(所要時間約30分)」、「おいそぎ(約20分)」「すすぎ1回(約30分)」、「自分流(約40分~※設定により変化)」、「毛布(約50分)」、「ドライ(約20分)」、「槽洗浄(お手入れモード:つけおき11時間を含む約12時間)」から洗濯可能。その他に簡易乾燥機能の「風乾燥」モードが備わる。

 「標準」「すすぎ一回」「自分流」コースを選ぶと、少ない水量からパルセーター裏の羽根が回転することでできる高濃度洗剤液で洗濯される。汚れがよく落ちそうな機能だ。

おまかせも、すすぎ念入り自分流も。プログラマブルな洗濯機。

 「標準コース」は高濃度洗浄液を使った2分を含む洗いに7~9分、すすぎは給水と排水を同時に行うシャワーすすぎが1回と設定水量まで水をためてからすすぐためすすぎを1回、最後に脱水が行われる。ライオンの「トップ NANOX」、「トップ HYGIA」などは裏に”「ためすすぎ」と「注水すすぎ」がある場合は「ためすすぎ」を選んで下さい”という記載があるので「標準」コースでいい。

 「自分流」コースは「標準」コースより洗いが約3分長く、すすぎは注水すすぎまたはためすすぎ、それぞれの回数をユーザーが設定できる。念入りに洗いたい、洗剤がしっかり落ちるか気になる人は「自分流」を選択すればいい。

自分流コース
しっかり洗浄、しっかりすすぎたいときは「自分流」コース  

 「風乾燥」は脱水時の高速回転と同時に本体上部の吸気口から風を取り込むことで衣類の水分をとばす機能。ヒーターを使わないので省エネになるほか、乾燥機を使うと縮んでしまう化繊の衣類にも利用できるのが利点。ただしこの機能の運転時間は3時間と結構長い(一時停止して電源を切ることで途中で止められる)。タオルを洗ったあとで使ってみたところ、完全に乾きはしなかったけれど、普通に洗濯したときより軽くなっていたのでかなり水分は飛ばせているのは確か。完全に乾くまでの時間は確実に短縮できるだろう。洗濯物がたまって干すスペースの確保に困るようなときに使いたい。

風乾燥
「風乾燥」は3時間固定となる。

一人暮らしデビューの学生さんにもおすすめ。後継機は洗濯中の中が見えるように!

 予算3万円前後で基本機能しっかり、汚れもちゃんと落ちそうだし、自分好みの洗い方も選べ、前に使っていた洗濯機にはない省エネ乾燥機能まで備わってる。そして何より夜中に使っても暴れない(笑)。一人暮らしには十分な洗濯機で、大満足の買い物だ。

 前述したように開発は元・三洋電気の開発チーム。新しめのコインランドリーに入ればわかるが、並んでいる洗濯機・乾燥機もほぼほぼ「AQUA」のロゴが付いている。洗浄力や耐久性に関する知見は豊富に持っているはず。AQUAブランドに対して個人的に「機能しっかり・コスパ高」なイメージを持っている。不安より信頼感のほうが強い。今後買い換えることがあっても指名買いしていくつもりだ。

後で気付いたことだけど、AQW-S45Cより洗濯容量の大きなAQW-S50C(5.0kg)、AQW-S60C(6.0kg)はS45Cと本体サイズは全く同じ(幅56.5cm、奥行き54cm、高さ89.5cm)。S45CとS50Cは本体重量も同じ(約29kg)だ(S45Cの説明書はS50Cと共通となっている)。一人暮らしで洗濯物を週末にまとめて洗うから1回の洗濯量を増やしたいという人や、二人暮らしの場合は余裕のある5.0kgモデルを選んでもいいかもしれない(価格差も小さい)。

追記:AQW-S45C / S50Cは生産が終了しています。4.5kgモデルはS45Eから、5.0kgモデルはS50D以降の後継機から、蓋の一部が半透明になり洗濯中も中が見えるようになっています。

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